【 LIVE配信・WEBセミナー】

粘着剤・粘着テープのレオロジー・非線形動力学に基づく剥離メカニズム

★2025年3月24日WEBでオンライン開講。早稲田大学 山崎氏が、粘着剤・粘着テープのレオロジー・非線形動力学に基づく剥離メカニズムについて解説する講座です。

■注目ポイント

★粘着剤・粘着テープの使用環境・条件の包括的な理解とレオロジー・非線形動力学に基づいた粘着剤の剥離メカニズムに対する普遍的で一般的な視点・取り扱い方を解説!

セミナー番号
S2503312
セミナー名
粘着剤・粘着テープ 剥離メカニズム
講師名
  • 早稲田大学  理工学術院 先進理工学部 物理学科  山崎 義弘 氏
開催日
2025年03月24日(月) 10:30-16:30
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。


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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況(講師より)

★粘着剤・粘着テープには、どうすればくっつくかという課題と共に、どうすれば (きれいに) 剥がれるかという重要で困難な課題がああります。例えば、同じ粘着テープを使用したとしても、そのテープをどこに貼ったか、そのテープをどのように剥がしたかによって、テープの剥がれ方 (例えば、剥離強さ・ジッピングなどの動的挙動) は大きく異なる。従って、

★粘着剤の剥離は、単に粘着剤の物性 (弾性率・表面張力) だけで決まる性質ではなく、その粘着剤を使用している環境や条件に強く依存していると考えた方が良いように思われます。

■注目ポイント

★粘着・剥離に対する物理的な基礎知識、特に剥離現象を捉える包括的な視点、粘着剤の代表的な材料である高分子の力学物性 、粘着の3要素 (タック・保持力・粘着力) についてレオロジーの観点から説明!

★粘着剤の開発において求められる「くっつきやすくはがしやすい」粘着剤を推定する経験則を紹介!

★粘着・剥離の力学的特性に関わる粘性・弾性・ぬれを統一した枠組みで議論することのできる「スケーリング」とは!?


講座担当:牛田孝平

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【時間】 10:30-16:30

【講師】早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 物理学科 山崎 義弘 氏

【講演主旨】

※現在、講師の先生に最新のご講演主旨をご考案いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。

 粘着剤・粘着テープには、どうすればくっつくかという課題と共に、どうすれば (きれいに) 剥がれるかという重要で困難な課題がある。例えば、同じ粘着テープを使用したとしても、そのテープをどこに貼ったか、そのテープをどのように剥がしたかによって、テープの剥がれ方 (例えば、剥離強さ・ジッピングなどの動的挙動) は大きく異なる。従って、粘着剤の剥離は、単に粘着剤の物性 (弾性率・表面張力) だけで決まる性質ではなく、その粘着剤を使用している環境や条件に強く依存していると考えた方が良いように思われる。
 本セミナーでは、粘着剤・粘着テープの使用環境・条件を包括的に捉え、レオロジー・非線形動力学に基づいて、粘着剤の剥離メカニズムに対する普遍的で一般的な視点・取り扱い方を解説する。
 粘着・剥離に対する物理的な基礎知識。特に剥離現象を捉える包括的な視点 (講演項目を参照) 。特に、粘着剤の代表的な材料である高分子の力学物性 (粘弾性・時間温度換算則) 、ならびに、粘着の3要素 (タック・保持力・粘着力) について、それらの意味をレオロジーの観点から説明する。
 粘着剤の開発においては、「くっつきやすくはがしやすい」粘着剤が良いとされる事が多いが、このような良い粘着剤を推定する経験則を紹介する。テープ剥離において剥離強さの速度・角度依存式を紹介する。粘着・剥離の力学的特性には粘性・弾性・ぬれが関わっており、これらを統一した枠組みで議論することのできる「スケーリング」という考え方を解説する。
 剥離時の粘着剤は大変形し、糸引き形態が形成される。糸引きを引き起こす不安定性 (フィンガリング不安定性) を解説し、タック測定時、および、テープ剥離時における形態形成の実例を紹介する。 テープ剥離においては、システム全体の剛性が剥離の動的挙動に影響を及ぼし、ジッピング (スティック-スリップ振動) などが起こる。また、剥離速度・剥離角度によって剥離の挙動が大きく異なる。これらに関する実例を紹介する。


【プログラム】

※現在、講師の先生に最新のご講演プログラムをご考案いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。

1.はじめに:粘着・剥離現象を俯瞰する
 1.1.歴史的背景
 1.2.空間スケールと粘着現象
  ・分子間力
  ・濡れ
  ・粘弾性
  ・大変形
  ・装置剛性
 1.3.3つの主要な研究分野
  ・高分子化学
  ・レオロジー
  ・非線形動力学
    
2.粘着・剥離とレオロジー
 2.1.表面張力とぬれ
 2.2.粘弾性
 2.3.剥離と粘着の三要素
  ・タック
  ・保持力
  ・粘着力
 2.4.粘着特性に関する経験則
 2.5.テープ剥離時の応力分布
 2.6.剥離強さの依存性
  ・角度
  ・速度
  ・テープ厚さ

3.剥離における粘着剤の変形メカニズム
 3.1.糸引きが起きる原因となる不安定性:ヴィスカス・フィンガリング
 3.2.タックにおける粘着剤の剥離形態と力学特性
 3.3.粘着テープの剥離における粘着剤の糸引き
    
4.剥離の非線形動力学
 4.1.入力と出力の関係:粘着・剥離の場合
 4.2.速度・装置の剛性への依存性
 4.3.ジッピング (スティック-スリップ剥離) が起こる要因
 4.4.剥離速度・装置の剛性を軸にした動的相図の重要性
 4.5.剥離強さを決める要因は?

【質疑応答】

【習得できる知識】

•    粘着・剥離の基礎
•    剥離現象を捉える包括的な視点
•    粘着剤の代表的な材料である高分子の力学物性 (粘弾性・時間温度換算則)
•    粘着の3要素 (タック・保持力・粘着力)
•    「くっつきやすくはがしやすい」粘着剤を推定する経験則
•    テープ剥離において剥離強さの速度・角度依存式
•    粘着・剥離の力学的特性に関わる粘性・弾性・ぬれの基礎、関連
•    糸引きを引き起こす不安定性 (フィンガリング不安定性) と対策
•    タック測定時、テープ剥離時における形態形成の実例
•    ジッピング (スティック – スリップ振動) の原因と対策
•    剥離速度・剥離角度と剥離の挙動の関係、実例


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