レオロジー中級講座
~高分子材料の本質的理解に役立つ動的線形粘弾性の仕組み・理論を伝授~
★2025年5月30日WEBでオンライン開講。ソフトマターデザインラボ合同会社 佐々木氏(元東亞合成株式会社)が、レオロジー中級講座~高分子材料の本質的理解に役立つ動的線形粘弾性の仕組み・理論を伝授~について解説する講座です。
■注目ポイント
★高機能・高性能な高分子材料の設計開発に役立つ動的線形粘弾性の測定原理について基礎的事項から説明!
■関連講座のご案内
本講座と関連した初級講座の開催を2025年3月28日(金)に予定しております。参照ページは下記タイトルをクリック。
- ソフトマターデザインラボ合同会社 代表社員(元東亞合成株式会社 名古屋クリエイシオR&Dセンター) 佐々木 裕 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★我々の身の回りの材料の大半は流れるという性質を持っています。当然、それぞれの材料ごとに流れ易さは異なりますが、非常に長い時間をかければ岩や大地も流れていきます。その流れるものを測る学問がレオロジーです。
★高機能・高性能な高分子材料の開発において、高分子材料の特性を評価することが必須です。高分子材料の硬軟や耐久性のような力学的な特性の評価には、レオロジー測定が有効であることが知られています。
■注目ポイント
★開発の場で多用されている動的線形粘弾性の原理をイメージしやすい図やアニメを用いて解説!
★「時間温度換算則」や「WLF理論」の現象を直感的に理解ができるよう説明!
★高分子材料の粘弾性挙動について解説して実際の材料を扱う際のポイントや解析手法について説明!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 10:30-16:30
【講師】ソフトマターデザインラボ合同会社 代表社員(元東亞合成株式会社 名古屋クリエイシオR&Dセンター) 佐々木 裕 氏
【講演主旨】
高機能・高性能な高分子材料の開発において、高分子材料の特性を評価することが必須です。高分子材料の硬軟や耐久性のような力学的な特性の評価には、レオロジー測定が有効であることが知られています。
本講座では、開発の場で多用されているのだけれどいまいち理屈が理解できていない動的線形粘弾性にフォーカスして、その測定原理について基礎的事項から説明を行います。理屈の成り立ちを理解してレオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴めば、実際の測定や解析に活かすことができるようになります。
【プログラム】
1.はじめに
i.自己紹介
ii.本講座の進め方
2.知ってるつもりのレオロジーって?
i.レオロジーとは?
ii.固体と液体のモデル
iii.物質のミクロなイメージ
3.線形粘弾性理論とは?
i.線形応答とは
ii.マクスウェルモデルによる応力緩和の理解
iii.少しだけ実事象に近づけると
4.線形動的粘弾性について
i.動的な刺激への応答
ii.粘弾性体の動的な応答
iii.粘弾性スペクトルについて
5.無定形高分子の粘弾性
i.高分子とは?
ii.高分子の振る舞いの温度依存性
iii.高分子の緩和について
6.時間温度換算則とWLF理論
i.時間換算則について
ii.WLF理論の意味と使い方
iii.シフトファクターの取り扱い
7.動的粘弾性測定のコツと開発への活かし方
i.線形性の担保と開発での意味
ii.温度分散と周波数分散の使いこなし
iii.緩和現象を直感的に理解する。
8.まとめ
【質疑応答】
【キーワード】
レオロジー、線形粘弾性、動的粘弾性、緩和とは、時間温度換算則、WLF理論、高分子、材料開発、測定
【講演のポイント】
このセミナーでは、まずレオロジーという学問を簡単に紹介したのちに粘弾性測定の重要性を示して、その基礎となる線形粘弾性理論について説明します。また、開発の場で多用されている動的線形粘弾性の原理をイメージしやすい図やアニメを用いた理解を目指します。さらに、なんとなく言葉だけは知っている「時間温度換算則」や「WLF理論」についてもその現象を直感的に理解ができるように説明を行います。最後に、これまでの知見を踏まえて、高分子材料の粘弾性挙動について解説し、実際の材料を扱う際のポイントや解析手法について説明します。
【習得できる知識】
このセミナーでは、高分子材料の研究開発に役立つ以下に列記したような知識を、その仕組みから理解して使いこなせるようになることを目指します。
・レオロジーの考え方を活かすということは?
・線形粘弾性理論とは?
・緩和現象とは流れることでエネルギーを消費
・動的な粘弾性の測り方の仕組みについて
・動的粘弾性においてなぜ虚数が出てくるの?
・時間温度換算則って何?
・WLF理論を使いこなそう
・無定形高分子の力学特性と粘弾性の関係について