電子機器におけるプリント基板と回路のノイズ設計
★2025年7月22日WEBでオンライン開講。倉西技術士事務所 倉西氏が、【電子機器におけるプリント基板と回路のノイズ設計】について解説する講座です。
■注目ポイント
★回路や基板設計におけるノイズの問題がなぜ起きるのか、回路設計段階での対策部品の使い方(適材適所)、基板設計段階での部品配置やパターンニングなどのノウハウを解説・紹介!
- 倉西技術士事務所 代表 倉西 英明 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★身の回りから工場の設備に至るまで、様々な電子機器がスイッチング電源と高速デジタル回路で構成されてきています。これらに共通する規格適合上の難題といえば、何といっても「ノイズ」です。
★中でも、その要であるプリント基板は、無頓着に設計すれば、電源やクロックがノイズをまき散らすことになります。逆に、外来ノイズに反応して誤動作したりするトラブルに追われることもあります。さらに、開発の最終段階でこれらを試験するEMCは製品試験の中でも、困難なものです。
★一方、ノイズ問題は電磁気の知識やアナログ的な手法を要するのでとっつきにくく、アナログ回路を学ぶ機会が少なくなった昨今、ノイズを単なる厄介者として扱うしか、手がない状況も見られます。
■注目ポイント
★ノイズに強い回路・プリント基板設計が可能になることを目指す講座!
★「開発段階でのノイズ対策をどう考えればよいか」ということを中心に(極力数式を使わず)伝送線路やアンテナといったノイズに関わる回路の考え方を解説!
★設計段階からノイズの発生と拾い込みを防止するため「何故そうするか」の理由と共に対策について解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 10:30-16:30
【講師】倉西技術士事務所 代表 倉西 英明 氏
【講演主旨】
身の回りから工場の設備に至るまで、様々な電子機器がスイッチング電源と高速デジタル回路で構成されてきています。これらに共通する規格適合上の難題といえば、何といっても「ノイズ」です。
中でも、その要であるプリント基板は、無頓着に設計すれば、電源やクロックがノイズをまき散らすことになります。逆に、外来ノイズに反応して誤動作したりするトラブルに追われることもあります。さらに、開発の最終段階でこれらを試験するEMCは製品試験の中でも、困難なものです。
一方、ノイズ問題は電磁気の知識やアナログ的な手法を要するのでとっつきにくく、アナログ回路を学ぶ機会が少なくなった昨今、ノイズを単なる厄介者として扱うしか、手がない状況も見られます。
そこで、本セミナーでは、単なるノウハウの羅列ではなく、ノイズの物理現象や性質から始めて、「何故そう設計するか」を理解した上で対策法を学びます。
【プログラム】
1 ノイズの基礎
1.1 ノイズとは何か
1.1.1 基板と電磁エネルギーの出入り
1.1.2 ノイズの定義
1.1.3 電子回路の干渉とEMC
1.1.4 ノイズの時間的特性
1.1.5 ノイズの伝達経路
1.2 ノイズの物理
1.2.1 物理の話の前に
1.2.2 ノイズと物理法則
1.2.3 交流の基礎知識
1.2.4 交流とスペクトル
1.2.5 見えないLとC
1.2.6 共振現象
1.2.7 電磁波の発生とアンテナ
2 プリント基板のノイズ設計
2.1 プリント配線の基礎
2.1.1 基板とノイズ
2.1.2 基板パターンと伝送線路
2.1.3 信号とリターン経路
2.1.4 電源層・GND層
2.1.5 ノイズを考慮した層構成
2.2 回路設計の要点
2.2.1 回路構成の設計
2.2.2 能動部品の選択
2.2.3 受動部品の選択
2.2.4 ノイズ対策部品の選択
2.3 部品配置の要点
2.3.1 パワエレ回路の配置
2.3.2 高速部品の配置
2.3.3 対策部品の配置
2.3.4 アナログ回路の配置
2.3.5 発熱部品の配置
2.4 配線設計の要点
2.4.1 クロックの配線
2.4.2 電源周りの配線
2.4.3 高速信号の配線
2.4.4 外部接続周りの配線
2.4.5 アナログ回路周りの配線
3 ノイズ対策の実際
3.1 基板特有の事情
3.1.1 市販ユニット・外部設計品
3.1.2 基板製作の流れ
3.1.3 指示書類作成のカギ
3.1.4 基板設計者との意思疎通
3.2 効率的なノイズ対策
3.2.1 素早く原因を掴むコツ
3.2.2 再現性を確保する手法
【質疑応答】
【キーワード】
ノイズ プリント基板 回路 対策 リターン電流 伝送線路 ノウハウ 部品
【講演のポイント】
プリント基板で対策を講じておかないと、後からノイズ対策を行うのは非常に困難です。この講座では、設計段階からノイズの発生と拾い込みを防止するため、「何故そうするか」の理由と共に対策について述べて行きます。
【習得できる知識】
1)回路や基板設計におけるノイズの問題がなぜ起きるのかが分かる
2)回路設計段階での、対策部品の使い方(適材適所)が分かる
3)基板設計段階での、部品配置やパターンニングなどのノウハウが得られる