【2025年度】先進技術オープンイノベーション講座(高分子学会・非会員)
~異業種交流から新たな価値を協創するビジネスプロデューサーを目指して ~
後援:高分子学会
■当講座のついて
全国4カ所のイノベーションセンターを訪問する現地体験での講座となります。高分子材料とAI・繊維・リサイクル・半導体産業をテーマに、実際の技術・製品を実感していただきます。外部講師2名の講演を含めて、技術者同士の交流を深めることで新しいビジネスチャンスの構築に役立ちます!
≪こちらは、年4回分のお申し込みになります≫
第1回 7月「高分子産業におけるMIの活用 」AGC(株):関東
第2回 9月「繊維技術・製品と材料技術 」日華化学(株):北陸
第3回 11月「リサイクル技術・製品と高分子」積水化学工業(株):関西
第4回 2月「半導体産業と高分子 」関西
高分子学会・会員の方は《こちらのリンク》からお申込みください。
- 第1部 旭化成株式会社 デジタル共創本部 データインテリジェンスセンター シニアフェロー 青柳 岳司 氏
- 第2部 積水化学工業株式会社 R&Dセンター先進技術研究所 所長、京都工芸繊維大学 特任教授(兼任) 日下 康成 氏
- 第3部 AGC株式会社 先端基盤研究所 RX推進室 室長 工学博士 浦田 新吾 氏
- 第4部 AGC株式会社 技術本部 企画部 協創推進グループ 協創企画・管理チーム リーダー 吉田 聡 氏
【高分子学会・会員価格】 1名につき 132,000円(消費税込)
※回ごとに、代理出席可能です。
※同一法人のご参加者の数が集中する場合は人数制限していただく場合もございます。予めご承知おきください。3名以上になる場合は事務局にご一報ください。
※単回でのご参加は残席に余裕がある場合のみ、AndTech会員登録をされたお客様へのメルマガにて後日、募集予定。
●定員:30名
※お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。
基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※講座の講演資料は当日のアンケートにご回答いただいた方にのみ折り返し、マイページからの後日、ダウンロードの流れとなります。この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※2名でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様に電子メールにてご案内いたします。
※当講座では、同一部署の申込者様からのご参加が、2名様までとしています。残席に余裕がある場合は3名のご参加を検討しますが申し込み時の備考欄に希望の旨をお書きくださいますようお願いいたします。
※ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
●キャンセルポリシー・特定商取引法はこちら
●セミナーに関するQ&Aはこちら(※キャンセル規定は必ずご確認ください)
【先進技術オープンイノベーション講座】
※当講座は、回ごとの代理参加が可能です!
【開講にあたって】
当講座は、大手製造業の先進技術イノベーションセンターの見学することで、新たなビジネスモデルを構築することを目的としています。高分子材料と、AI活用、繊維産業、リサイクル、半導体といった関心の高い分野をテーマに、外部講師による講義を通じて知見を深めていただきます。その後、センター見学とディスカッションで意見交換をすることで、新たな「協創」に繋がる場を提供します。
化学業界では、オープンイノベーションを実践することが期待されています。異業種交流を通して、皆様のご発展に寄与する機会になると確信しております。
※企画担当:(株)AndTech代表 陶山正夫
【開催形式】
現地センターへの訪問となります。
【全体スケジュール】
第1回 7月「高分子産業におけるMIの活用 」AGC(株):関東
第2回 9月「繊維技術・製品と材料技術 」日華化学(株):北陸
第3回 11月「リサイクル技術・製品と高分子」積水化学工業(株):関西
第4回 2月「半導体産業と高分子 」関西
【講演スケジュール】
13:00-13:30 第1部 講義 (外部講師)
13:40-14:10 第2部 講義 (外部講師)
14:15-14:45 第3部 講義 (イノベーションセンター企業)
14:45-16:00 イノベーションセンター見学
16:00-17:00 「オープンイノベーション」をテーマとした議論
18:00-20:00 懇親会(ご希望の方のみ)
※懇親会は事前に参加希望者を募ります。懇親会の参加費は受講料には含まれておりません。
【第1講】 高分子産業におけるMIの活用
【時間】 13:00-13:30
【講師】旭化成株式会社 デジタル共創本部 データインテリジェンスセンター シニアフェロー 青柳 岳司 氏
【講演主旨】
高分子産業においてMIを活用するには、いくつかの課題があります。高分子材料に求められる特性は様々で、その特性を決める要因(説明変数)もミクロな化学構造だけでなく、高分子鎖構造や高次構造など多岐にわたります。そのため、MIに適用可能なデータを収集するのは困難です。さらに、カーボンニュートラルやサーキュラエコノミーなど、高分子産業が直面するハードルは高くなっており、企業間の共創やオープンイノベーションによる開発の加速が求められています。
当講演では、高分子材料の扱いや共創の可能性などに焦点を当て、旭化成が取り組むMIについて紹介します。
【プログラム】
※参加者に問いたい・考えて欲しい課題
企業間連携に対してMIに期待すること、特にMI実施環境、学習モデル、データなどの共用に関して、望ましい姿のアイディアを頂ければと思います。
【第2講】 変化する素材産業界でのマテリアルズインフォマティクスの活用 ~積水化学工業における導入と実績化~
【時間】 13:40-14:10
【講師】積水化学工業株式会社 R&Dセンター先進技術研究所 所長、京都工芸繊維大学 特任教授(兼任) 日下 康成 氏
【講演主旨】
素材産業を取り巻く環境は大きく変化してきている。その中でも新素材開発に対する要求と期待は増大し、開発速度の向上と高い機能の両立が求められている。
本講演では、その解決手段として注目されているマテリアルズインフォマティクス(MI)の導入と活用に関してお話する。
【プログラム】
※参加者に問いたい・考えて欲しい課題
①事業へのデータ活用の課題
②使わないデータの企業間の共有についての可能性
【第3講】 AGCにおけるDXの取り組みと素材開発におけるデータ活用の新展開
【時間】 14:15-14:45
【講師】AGC株式会社 先端基盤研究所 RX推進室 室長 工学博士 浦田 新吾 氏
【講演主旨】
素材開発の現場では、生成AIの登場により、構造化されたデータ蓄積をベースとして進められてきた従来のMIから、非構造化データや多様な情報源を統合的に活用するステージへと急激な変化が起きている。また、深層学習を活用した技術は、データ解析の枠を超えて量子化学計算を高度に模擬した材料シミュレータを実現し、新素材探索やプロセス設計に革新をもたらしている。
これらの新たなツールがビジネスの起点となる材料開発にどのような影響を与えるのか、その可能性と課題について議論したい。
【プログラム】
①材料開発を効率化するために、どのような情報を活用すべきか?
②次世代の材料研究者が持つべきスキル・マインドセットとは?
③オープンイノベーションが生み出すメリットとデメリット:高まる差別化のハードル
【第4講】 AGC横浜テクニカルセンターのコンセプトとセンター見学と総合討論
【時間】 14:45-16:00
【講師】AGC株式会社 技術本部 企画部 協創推進グループ 協創企画・管理チーム リーダー 吉田 聡 氏
【講演主旨】
AGC横浜テクニカルセンター(旧京浜工場)は、京浜臨海工業地帯の中核地、横浜・鶴見で1916年に操業を開始しました。同センターは、近年、技術開発拠点として発展が目覚ましい横浜市鶴見区「末広町ツインフロンティア」に位置しており、2021年に同市神奈川区の中央研究所と統合し、名実ともにAGC株式会社の技術開発の中心拠点となりました。また、建材用板ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラスの製造も行っており、研究段階から生産・出荷までが揃ったユニークな拠点でもあります。
シームレスな技術開発体制のもと、他の企業や研究機関との協創(オープンイノベーション)を行い、横浜からAGCのイノベーションを発信していきます。
参照: AGC横浜テクニカルセンター
【プログラム】
1. グループ討議(14:45-16:00)
AGC横浜テクニカルセンターのコンセプトを解説後、見学(1h前後)を実施します。
2.「オープンイノベーション」をテーマとした議論(16:00-17:00)
AGC横浜テクニカルセンターの見学後、講師・AGCオープンイノベーション担当者・受講者によるディスカッション(意見交換)実施します。
3.全体スケジュール終了のご挨拶(17:00)
講座全体スケジュール終了後(17:00頃、時間が前後する場合あります)
4.懇親会(18:00-20:00予定)
事務局からお申込み頂いた方へご案内予定。希望される方は、お申込み時に”懇親会参加希望”とご記入ください。費用感としては5500円を予定。
第2回以降の予定(6月中に全4回の講座・見学先情報を公開予定)
●第二回 9月 「繊維技術・製品と材料技術」 日華化学株式会社 地域:北陸地域
第1部~第3部 講義(「繊維技術・製品と材料技術」をテーマとした講座)第4部 先進技術イノベーションセンター(日程調整中)
●第三回 11月14日 「リサイクル技術・製品と高分子」 積水化学工業株式会社 地域:関西地域
第1部「リサイクル、リユース、リノベーション:建築デザインと「再生」」★九州大学芸術工学研究院 准教授:岩元 真明 氏★
第2部「住宅材料の脱炭素と資源循環」
★(元LIXIL)信州大学 特任教授:井須 紀文 氏★
第3部「積水化学工業におけるリサイクル(資源循環)技術の取り組み
~ゴミからエタノール(バイオリファイナリ技術)~」
★積水バイオリファイナリー株式会社 経営企画部 事業企画課長:信夫 遼 氏★
第4部「イノベーションセンター見学」
●第四回 2026年2月 「半導体産業と高分子」 地域:関西地域
第1部~第3部 講義(「半導体産業と高分子」をテーマとした講座)第4部 先進技術イノベーションセンター(大手化学メーカー様 調整中)
アクセスマップ
◆JR 鶴見線弁天橋駅から徒歩3分