FRP(繊維強化プラスチック)の基礎特性と材料設計・製品開発の考え方
~成功するFRP設計・製品開発のためのKnow-How~
★2025年8月19日開講。【(元)日東紡績・研究所長/日本大学・教授:平山氏】に、ガラス繊維・炭素繊維強化プラスチックの特性から材料設計、自動車部材への適用など、講師の長年の開発経験を踏まえて解説します。
■本講座の注目ポイントFRPの基礎特性から材料設計・製品開発の考え方を学べる講座です。
GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)や、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は自動車部材などに多く採用されている部材ですが、異方性の材料特性や構造設計上の課題が多く存在しています。そこで当講座では、FRP設計・製品開発のノウハウから応用事例までを改めて学ぶ機会を提供します!
- 日本大学 生産工学部 機械工学科 教授 / (元)日東紡績株式会社 執行役員・研究所所長 平山 紀夫 氏
●1名様 :38,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【時間】 13:00-16:30
【講師】日本大学 生産工学部 機械工学科 教授 / (元)日東紡績株式会社 執行役員・研究所所長 平山 紀夫 氏
【講演主旨】
広範囲なアプリケーションに対応し、かつ大幅な軽量化・強度向上・設計の柔軟性などを提供できるFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)は、現在のものづくりの現場において欠かせない材料となっています。しかしながらFRPを用いた製品設計・開発の現場では、FRP特有の異方性の材料特性や構造設計上の課題が数多く存在し、金属などの等方性材料を用いた製品開発のプロセスに比べると敷居が高いのが現状です。
そこで本講演では、FRPを利用して製品開発を行う技術者の一助となるために、FRPの基礎特性から材料設計・製品開発の考え方を学べる講座となっています。実際のFRP製品の開発業務に長い間携わってきた経験豊富な講師により、「成功するためのFRP設計・製品開発に必要なKnow-how」について具体的な事例を通して解説していただきます。
FRPの設計や開発業務に携わる皆様の業務において、実践的に広くご活用いただけるものと信じております。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【講演のポイント】
ガラス繊維強化プラスチック、および、炭素繊維強化プラスチックの基本的な特性と力学的特性から材料設計、構造設計の考え方について具体的な開発事例を通して学ぶことができる。
【習得できる知識】
①ガラス繊維強化プラスチックおよび炭素繊維強化プラスチックの基本的な特性
②繊維強化熱硬化性樹脂(FRP)や繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)の力学的特性
③FRPの材料設計や構造設計の考え方
④FRP強化に用いられる強化繊維およびマトリックス樹脂の特徴と界面接着性の改善方法
【講演キーワード】
FRP,FRTP,ガラス繊維,炭素繊維,強化繊維の表面処理法,マルチスケール解析,熱可塑性樹脂,ガラス繊維強化プラスチック,炭素繊維強化プラスチック
【プログラム】
1.複合材料とFRPの特性
1.1 工業材料としてのFRP(黎明期から現在まで)
1.2 強化繊維材料の開発~ガラス繊維から炭素繊維~
1.3 ガラス繊維の未知なる魅力
1.4 リサイクル可能なFRTP(熱可塑性樹脂の利用と課題)
1.5 強化繊維の表面処理法(マトリックス樹脂の界面がFRPの強度を決める)
2.FRPの工業材料としての魅力
2.1 比強度
2.2 成形性
2.3 テーラードマテリアル(Tailored material:設計できる材料)
3.古典的な解析理論からマルチスケール解析まで
3.1 剛性設計のための理論~複合則と積層理論~
3.2 強度設計のための理論~破損則~
3.3 FRPの最適設計
4.FRPの構造設計における課題
4.1 ビルディング・ブロック・アプローチ(自動車部材の開発例)
4.2 マルチスケール解析による強度評価と今後の課題
【質疑応答】