ポストネオジム磁石 最新開発動向
~ネオジム磁石の基礎、Sm2Fe17N3磁石への展開と特長、Feリッチ組成磁石 最新開発動向~
★2025年10月29日WEBオンライン開講。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 細川 明秀 氏が、ポストネオジム磁石 最新開発動向 ~ネオジム磁石の基礎、Sm2Fe17N3磁石への展開と特長、Feリッチ組成磁石 最新開発動向~ について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
★CO2排出量の削減が問われる昨今、それらを推進する風力発電や自動車の電動化のモーター部分には、ネオジム磁石が利用されています。本講座では今後も伸び続ける事が予測されているネオジム磁石を含めた永久磁石材料の基礎と最近の動向について説明し、その上でポストネオジム磁石の候補として知られるSm2Fe17N3化合物の紹介と、実用化に向けた開発の歴史を前半(1990~2015年ごろ)と後半(2015~2025年ごろ)に分けて解説します。特に後半では産総研を中心として進めてきた独自研究の流れをダイジェストで紹介する内容となっており、さらにより高性能が期待されるFeリッチ組成磁石の開発動向についても概説します。ポストネオジム磁石開発の動向も紹介、新規磁石開発に取り組む方々の参考になれば幸いです。
- 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 細川 明秀 氏
【1名の場合】33,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★CO2排出量の削減が問われる昨今、それらを推進する風力発電や自動車の電動化のモーター部分には、ネオジム磁石が利用されています。本講座では今後も伸び続ける事が予測されているネオジム磁石を含めた永久磁石材料の基礎と最近の動向について説明し、その上でポストネオジム磁石の候補として知られるSm2Fe17N3化合物の紹介と、実用化に向けた開発の歴史を前半(1990~2015年ごろ)と後半(2015~2025年ごろ)に分けて解説します。特に後半では産総研を中心として進めてきた独自研究の流れをダイジェストで紹介する内容となっており、さらにより高性能が期待されるFeリッチ組成磁石の開発動向についても概説します。ポストネオジム磁石開発の動向も紹介、新規磁石開発に取り組む方々の参考になれば幸いです。
■注目ポイント
★永久磁石材料とネオジム磁石の基礎的な知識について学習、習得できる!
★Sm2Fe17N3磁石の基礎と実用化に向けた取り組みについて学習、習得できる!
★Sm2Fe17N3磁石の実用化に向けた新展開について学習、習得できる!
★なぜ今Sm-Fe-N磁石が求められるのかについて学習、習得できる!
★さらなる高性能磁石を目指すための基本的な考え方と課題について学習、習得できる!
講座担当:齋藤順
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-15:00
【講師】国立研究開発法人 産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 細川 明秀 氏
【講演主旨】
CO2排出量の削減が急務となっている昨今、風力発電や自動車の電動化が推進されていますが、そのモーター部分でネオジム磁石が利用されており、その需要は今後も伸び続ける事が予測されています。本講座では、まずネオジム磁石を含めた永久磁石材料の基礎と最近の動向について説明します。その上で、ポストネオジム磁石の候補として知られるSm2Fe17N3化合物の紹介と、実用化に向けた開発の歴史を前半(1990~2015年ごろ)と後半(2015~2025年ごろ)に分けて解説いたします。特に後半の内容は産総研を中心として進めてきた独自研究の流れをダイジェストで紹介する内容となっております。さらに、より高性能が期待されるFeリッチ組成磁石の開発動向についても併せて概説いたします。
【プログラム】
1. 永久磁石材料の基礎と最近の動向
• 永久磁石の基礎とネオジム磁石
2. Sm2Fe17N3磁石の歴史 (1990~2015)
• Sm2Fe17N3化合物の発見とその実用化の難しさ
3. Sm-Fe-N磁石と低酸素粉末冶金プロセス (2015~)
• 産総研でのSm2Fe17N3実用化に向けた取り組み
4. 冷間塑性加工を使ったSm2Fe17N3磁石の緻密化への取り組み
5. Sm2Fe17N3の液相焼結への挑戦と最近の成果
• 焼結助剤の探索と緻密化
6. さらなる高性能化を目指すチャレンジングな取り組み
• 飽和磁化を高める=Fe比率を増やす
7. まとめ
質疑応答
【キーワード】
次世代磁石、ポストネオジム磁石、粉末冶金、電動化、レアアース問題、重希土類フリー
【講演(講演者)の最大のPRポイント】
マクマスター大学(カナダ)で延性破壊の研究で博士号を取得後、九州大学特任助教等を経て、2015年に産総研に入所。未経験ながら永久磁石の研究を始める。磁石の非専門家が挑んだポストネオジム磁石開発の一幕を紹介する事で、新規磁石開発に取り組む人々の参考になれば幸いです。