【 LIVE配信・WEBセミナー】

核融合発電(フュージョンエネルギー)の実現に向けた研究開発と要素技術の最新動向

~産業への波及効果、今後の展望、高温超電導線材、耐放射線性潤滑剤~

★2025年11月25日WEBでオンライン開講。一般財団法人エネルギー総合工学研究所 都筑 和泰 氏、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 竹永 秀信 氏、株式会社フジクラ 大保 雅載 氏、株式会社MORESCO 林 義和 氏の4名が核融合発電(フュージョンエネルギー)の実現に向けた研究開発と要素技術の最新動向について解説する講座です。

■注目ポイント

★核融合の原理、これまでの経緯、最新の開発動向などを紹介し、発電炉実現可能性及び産業への波及効果について解説!

★フジクラで開発、製造している高温超電導線材の概要と核融合開発への使われ方や活動概要について紹介!

★核融合を含む先鋭放射線科学において機器/施設の長期・安全稼働の為に不可欠な要素技術である潤滑剤の基礎から被曝後の劣化メカニズム、適用用途・装置実例について解説!

セミナー番号
S251125
セミナー名
核融合発電
講師名
  • 第1部  一般財団法人エネルギー総合工学研究所  原子力グループ 部長  都筑 和泰 氏
  • 第2部  量子科学技術研究開発機構  副理事  竹永 秀信 氏
  • 第3部  株式会社フジクラ  超電導事業部 事業部長  大保 雅載 氏
  • 第4部  株式会社MORESCO  研究開発部 高度専門職(管理職級)/ 耐放射線性潤滑剤  林 義和 氏
開催日
2025年11月25日(火) 10:00-16:15
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)

2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURLについては、別途メールでご案内いたします。事前の配布資料につきましては紙テキストで郵送にてお送りいたします。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★近年核融合(フュージョン)は、米英中などが具体的な政策目標を提示して開発を推進し、スタートアップ企業も急速に増加しており、国内でも2025年に閣議決定された第7次エネルギーで開発に言及されている。

★日本では世界に先駆けた2030年代の発電実証を目指すとともに、フュージョン産業エコシステムの構築に向け、今年6月に「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」が改定された。

★放射線環境下では機器同様に潤滑剤も過酷な被曝を被り、耐放射線性が低いものは早期に劣化し機能を早々に喪失し、放射線施設や機器の長期的/安定的可動の大きな障害となる為、潤滑剤が耐放射線性や時に耐高真空性までもを有する事が極めて重要になる。

■注目ポイント

★核融合の原理、これまでの経緯、最新の開発動向などを紹介し、発電炉実現可能性及び産業への波及効果について解説!

★フジクラで開発、製造している高温超電導線材の概要と核融合開発への使われ方や活動概要について紹介!

★核融合を含む先鋭放射線科学において機器/施設の長期・安全稼働の為に不可欠な要素技術である潤滑剤の基礎から被曝後の劣化メカニズム、適用用途・装置実例について解説!

講座担当:枩西 洋佑

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン学習講座になります≫

【第1講】 核融合発電(フュージョンエネルギー)の最新動向、実現に向けた展望

【時間】 10:00-12:00

【講師】一般財団法人エネルギー総合工学研究所 原子力グループ 部長 都筑 和泰 氏

【講演主旨】

 近年核融合(フュージョン)については、米英中などが具体的な政策目標を提示して開発を推進するとともに、スタートアップ企業も急速に増加しています。国内でも2025年に閣議決定された第7次エネルギーで開発に言及されています。フュージョンについては、多くのスタートアップ企業が2030年代半ばには発電炉を実現するとしている一方で、そう容易ではないという冷静な意見もあります。ここでは、核融合の原理、これまでの経緯、最新の開発動向などを紹介の上、発電炉実現可能性及び産業への波及効果に関して見解を提示します。

【プログラム】

・核融合の魅力
・核分裂と核融合
・主要な閉じ込め方式
・開発の経緯概要
・核融合実現の難しさ
・核融合研究の現状と今後の計画
・核融合スタートアップの動向
・核融合支援策の動向
・産業波及効果
・まとめ
【質疑応答】

【キーワード】
核融合、フュージョン、エネルギー
【講演ポイント】
講演者はトカマク、ヘリカルの実務経験を有し、かつエネルギー関連のシンクタンクで、エネルギー関係に幅広い知見を蓄積している。その経歴を活かし、中立的な立場にて開発の現状、課題、期待事項について等身大の姿を紹介可能。
【習得できる知識】
楽観論、慎重論が渦巻いている状況の中、現状を冷静に判断するための背景知識が習得可能

【第2講】 フュージョン(核融合)エネルギー実現に向けた研究開発の現状と今後の展望

【時間】 13:00-14:15

【講師】量子科学技術研究開発機構 副理事 竹永 秀信 氏

【講演主旨】

 世界的に期待が高まっているフュージョン(核融合)エネルギー。我が国では、世界に先駆けた2030年代の発電実証を目指すとともに、フュージョン産業エコシステムの構築に向け、今年6月に「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」が改定された。量子科学技術研究開発機構(QST)では、戦略改定を受け、大型国際共同プロジェクトであるITER計画及び同計画を支援・補完する日欧の国際共同プロジェクトであるBA活動を着実に推進するとともに、2030年代の発電実証に向けた原型炉計画の加速案を検討している。産業界も注目するフュージョンエネルギー研究開発の現状と展望について報告する。

【プログラム】

1.フュージョンエネルギーによる発電の原理と特徴

 1-1 フュージョンエネルギーとは

 1-2 フュージョンエネルギーによる発電の原理

 1-3 フュージョンエネルギーの特徴

2.実現への道筋とフュージョンエネルギー・イノベーション戦略

 2-1 実現への道筋

 2-2 世界の研究開発状況

 2-3 フュージョンエネルギー・イノベーション戦略に沿った取り組み

3.ITER計画及びBA活動の進捗

 3-1 ITER計画の進捗

 3-2 JT-60SA計画の進捗

 3-3 原型炉に向けた研究開発の進捗

4.原型炉計画の加速検討

 4-1 原型炉設計の加速案

 4-2 基盤整備案

5.今後の展望

 5-1 今後の取り組み

 5-2 人材育成

 5-3 フュージョンインダストリーの創出と未来社会

【質疑応答】


【キーワード】

フュージョンエネルギー・イノベーション戦略、ITER計画、原型炉、発電実証

【講演ポイント】

多くのスタートアップ企業が設立され民間投資も進むフュージョンエネルギー研究開発について、世界の最前線より基礎的な原理から研究開発の現状、今後の展望を総括的に解説。


【第3講】 核融合炉用高温超電導線材について

【時間】 14:30-15:15

【講師】株式会社フジクラ 超電導事業部 事業部長 大保 雅載 氏

【講演主旨】

 超電導は抵抗なく電気を流すことが出来る物質です。フジクラで開発、製造している高温超電導線材は液体ヘリウムを用いるこ必要がなく、強力な磁場を発生させることが可能なため、従来より様々な産業機応用が期待されてきました。近年、カーボンニュートラルを実現するエネルギー技術として核融合発電への応用が注目されています。本講座では、高温超電導線材の概要と核融合開発への使われ方やフジクラの活動概要について御紹介します。

【プログラム】

1.はじめに

2.高温超電導線材 開発の歴史

3.核融合開発に向けた高温超電導に関する取り組み

【質疑応答】


【キーワード】

核融合、高温超電導、フュージョンエネルギー

【講演ポイント】

長年、フジクラの高温超電導に関する開発、製造に関わってきており、最近の核融合に関する活動でも国内のみならず、海外でも活動を行っています。最近の核融合に関する活動も踏まえて高温超電導に関する内容をご紹介したいと思います。

【習得できる知識】

超電導に関する基礎知識、核融合への使われ方など


【第4講】 先鋭放射線科学を広く支え、核融合装置にも不可欠な世界最高峰の耐放射線性潤滑剤

【時間】 15:30-16:15

【講師】株式会社MORESCO 研究開発部 高度専門職(管理職級)/ 耐放射線性潤滑剤 林 義和 氏

【講演主旨】

 核融合を始め、過酷な放射線環境下で稼働する機器にも、通常環境で作動する機器同様、それら可動部・駆動部には潤滑剤が不可欠で、それ無しでは機器は早期に摩耗等の致命的ダメージを被る。 他方、放射線環境下では機器同様に潤滑剤も過酷な被曝を被り、耐放射線性が低いものは早期に劣化し機能を早々に喪失し、放射線施設や機器の長期的/安定的可動の大きな障害となる為、潤滑剤が耐放射線性や時に耐高真空性までもを有する事が極めて重要になる。

 本講演では、潤滑剤の定義から被曝後の劣化メカニズムを基礎から解説し、更に実際の/または拡大可能性ある適用用途/機器に関する説明も加え、包括且つ一貫した技術/用途的知見を学習頂く。

【プログラム】

1.簡単な会社概要

2.潤滑剤の定義

  潤滑剤とは~個体潤滑剤との比較

3.過酷な放射線環境への特殊潤滑剤に求められる性能 ①放射線に対して

 3-1 潤滑剤が放射線に被曝するととどうなるか~オイルの場合&グリースの場合

 3-2 潤滑剤の実際の被曝事例: 原研JAEAや欧州加速器プロジェクトとの共同研究での所得データ

   (含・世界初のエポックネイキング的知見)

3.過酷な放射線環境への特殊潤滑剤に求められる性能 ②真空に対して

4.どう言うアプローチを用いれば、これら耐放射線性や超高真空特性が得られるのか

 4-1 放射線被曝に対して

 4-2 真空に対して

5.耐放射線性&超高真空特性の潤滑剤の適用用途・装置実例

 5-1 核融合

 5-2 巨大加速器

 5-3 福島廃炉、核分裂発電、医療 等

6.結び

【質疑応答】


【キーワード】

核融合,フュージョン,耐放射線性,超高真空,潤滑剤,オイル,グリース,被曝後劣化メカニズム,世界初知見,加速器,福島廃炉,原発,次世代原発,放射線医療,照射滅菌

【講演ポイント】

国内外の著名学術機関との共同研究の枠組み構築で、潤滑剤への放射線ダメージの世界で唯一の研究者/市場開拓者である講演者ならではの、潤滑剤の基礎から被曝後の劣化メカニズム、実際の/または拡大可能性ある適用用途/機器に関する、一貫しつつ分かり易い講義が為される。

【習得できる知識】

核融合を含む先鋭放射線科学での機器/施設の、長期・安全稼働の為に不可欠な要素技術である潤滑剤の、その重要性や要求される耐放射線性の基礎からの理解と、実際の選定基準のガイドライン


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