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多層・機能性フィルムコーティング形成における重層塗工のポイントとトラブル対策

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★重層塗工の難しい面とは

 重層塗工や多層コーティング技術に関しては、コーティングの耐久性や密着性は、下地処理の質に大きく依存し、また乾燥時間と層間の相互作用、均一な塗布と厚みの制御、層同士の適切な組み合わせ、塗布環境条件の影響や品質管理と試作など、様々な面で難しい面がある。

★重層塗工は、素材や用途に応じて異なる種類の塗料やコーティングを組み合わせて行われることがあり、そのプロセスや技術は一流の専門家の知識と経験が必要となる。

★グローバル企業で光学フィルム・電池素材のモノづくり経験を積んだ本講座の講師が、現場で実際に活用できる情報を提供!重層塗工やフィルム製膜の問題解決に有用なポイントを、独自に開発した解析ツールによる演習を交えて詳説する。

セミナー番号
S230901
セミナー名
重層塗工
講師名
  • AndanTEC  代表  浜本 伸夫 氏
開催日
2023年09月15日(金) 13:30-17:30
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名

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※ 当講座では、同一部署、申込者のご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。


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【時間】 13:30-17:30

【講師】AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏

【講演主旨】

  機能性フィルムの開発や、既存製品の品質改善・向上に取り組む場合、「理論的アプローチ」と「現場ノウハウ」のバランスは非常に重要です。数値解析だけで現場の問題解決に至るとは限らない一方、現象をイメージできる素養がなければ本質的な対策にたどり着きにくいでしょう。本セミナーでは、これから塗工分野に関わり始める方から、既に塗工研究や製造に携わっている方までを対象に、重層塗工やフィルム製膜の問題解決に有用なポイントを、独自に開発した解析ツールによる演習を交えて詳説します。


【習得できる知識】

・機能性材料(光学フィルム、粘着剤、離型フィルム、電子素材、電池素材)の塗工~乾燥適正化ができるようになる。
・スロットダイを自ら設計し塗工条件への最適化の考え方が身につく。
・風紋、ベナールセル、ハジキ、スジ等の塗工~乾燥トラブルへの対策の考え方が解かる。
・実験室から量産へのスケールアップ、製造現場でのトラブル対策の勘所が習得できる。



【講演キーワード】
塗工 塗布 Coating 乾燥 スロットダイ Roll To Roll 重層 薄層 ベナールセル 風紋 ハジキ レベリング 異物 クリーンルーム
 

【講演のポイント】 
・グルーバル企業で光学フィルム・電池素材のモノづくり経験を積んだ講師が、現場で実際に活用できる情報を提供
・速度、粘度、塗布量から、瞬時に塗工状態が見積もる解析ツールで演習
・薄層、厚塗り、重層に適した塗工条件の考え方が身につく

【プログラム】

1.新製品開発  実験室から量産化へのスケールアップ
 1-1.開発のステップ
 1-2.実験室サンプルの改善
 1-3.パイロット用の塗工液 (粘度の適正化)
 1-4.パイロット用の塗工液 (塗工と乾燥のバランス)
 1-5.量産テスト段階 (塗工欠陥と主な原因:泡・イブツ・スジ )
 1-6.量産テスト段階 (塗工方式の分類)
 1-7.量産テスト段階 (スジ対策)
 1-8.ハジキ
 1-9.レベリング  (a) 塗布直後 (b) 風ムラ  (C) 基板の凹凸ムラ
  1-10. 塗工室の気流の数値解析
2.要因変更  生産速度アップ、幅広化、4M変更、 製造移管
 2-1.開発との違い
 2-2.目標の設定
 2-3.乾燥要因
  2-3-1.塗膜内の濃度勾配
  2-3-2.定率と減率
  2-3-3.乾燥ゾーンのフロー
  2-3-4.簡易構造  
 2-4.乾燥風の吹き出し方式
  2-4-1.二次元ノズル
  2-4-2.多孔板
  2-4-3.浮上系
 2-5.乾燥初期の風ムラ
  2-5-1. 風速の影響
  2-5-2.  風温の影響
  2-5-3.  圧力バランス
  2-5-4. 幅要因  (乾燥)
  2-6. ベナールセル
  2-6-1. マランゴニ効果に影響する物性値
  2-6-2. マランゴニ数による診断 
3.スロットダイの塗工適性と重層塗布
 3-1.スロットダイで塗れる領域
 3-2.薄塗り(スジが限界現象) (狭いギャップが有利)
 3-3.最小膜厚  (Ca数との関係)
 3-4.塗布可能領域  (Ca数~h/Hマップ)
 3-5.Couette-Poiseuille流
 3-6.Couette-Poiseuille流(非ニュートン)
 3-7.リップ形状 (厚塗りと薄塗り)
 3-8.上リップの渦
 3-9.厚塗りの操作
 3-10.背面減圧しない操作方法
 3-11.より薄く(OverBite)、より厚く(UnderBite)
 3-12.ダイヘッドの設置角度
 3-13.TWOSD(Kiss Coating/Off Rolled Coating)
 3-14.TWOSD (張力と潤滑のバランス)
 3-15.TWOSD (ギャップの見積もり)
 3-16.TWOSD (ダイ構造)
 3-17.TWOSD (塗工Window)
 3-18.TWOSD (Ribbingスジの可視化)
 3-19.TWOSD (Slot渦)
 3-20.TWOSD (Lip形状)
 3-21.TWOSD (Lip形状と塗工性)
 3-22.同時重層の考え方 (粘度バランス)
 3-23.同時重層の考え方(界面の位置)
 3-24.同時重層の考え方(流量バランスの概算)
  3-25.同時重層の考え方(流量~粘度バランス)
 3-26.コーティングロールのギャップ変動
4.スロットダイの設計  マニホールドとスロット形状の意味
 4-1.スロットダイを構成する部品
 4-2.スロットダイの構造
 4-3.スロットダイ内の流動
 4-4.マニホールドとスロットの役割り
 4-5.配管とマニホールドの違い
 4-6.スロットとマニホールドの流動
 4-7.マニホールド差圧による流量減少
 4-8.マニホールド差圧による流量減少とダイ形状因子
 4-9.マニホールド差圧による流量減少(非ニュートン)
 4-10.マニホールドの断面形状
 4-11.スロットのテーパー化
 4-12.テーパー効果の試算
 4-13.慣性の影響
 4-14.慣性の試算
 4-15.スロットギャップ偏差の影響
 4-16.スロットギャップ偏差の影響
 4-17.スロット内の流動(非ニュートン)
 4-18.スロットギャップ偏差の影響(非ニュートン)
 4-19.シムとマニホールドのレイアウト
 4-20.シムとマニホールドの幅位置と厚み分布
 4-21.シム出口の形状
 4-22.傾斜シム
 4-23.シムの位置ずらし
 4-24.マニホールド端の形状
5.非ニュートン粘性の見積もり方
 5-1.非ニュートン粘性
  5-1-1.非ニュートン粘性(指数則)
  5-1-2. 指数則(非ニュートン係数の一般範囲)
 5-2.ビード内の物質収支と剪断速度のオーダー
  5-2-1.ビード内の流動と物質収支
  5-2-2.ビード内のCouette-Poiseuille流
  5-2-3.ビード上流のCouette-Poiseuille流
  5-2-4.ビード下流のCouette-Poiseuille流
  5-2-5.ビード内の剪断速度
 5-3.ブレード塗工の剪断速度
  5-3-1.ビード加速部の剪断速度
  5-3-2.境界層理論(Blasius)
  5-3-3.境界層理論(Sakiadis)
  5-3-4.Sakiadisの境界層で計算したビードの剪断速度
 5-4.非ニュートン粘性でを加味したスロット流動掲載
  5-4.-1非ニュートン流動の見積もり方法
  5-4-2.スロット内のPoiseuille流
  5-4-3.スロットギャップ偏差への非ニュートンの影響
  5-4-4.マニホールド圧損による
        流量減少への非ニュートンの影響
  5-4-5.リップ近傍の速度分布


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