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グリーン水素製造における各種次世代水電解技術の最新動向と高効率化・実装上の課題

~固体高分子型(PEM)・アニオン交換膜(AEM)・高温水蒸気電解(SOEC)~

★2023年12月21日WEB開講。グリーン水素製造における各種次世代水電解技術の最新動向と高効率化・実装上の課題。みずほリサーチ&テクノロジーズ 仮屋氏、産業技術総合研究所  伊藤氏、東芝エネルギーシステムズ 長田氏の3名講師からなる講座となります

※第2講の元日立造船株式会社  熊谷氏が急遽、諸事情により、ご出稿が難しくなってしまいました。熊谷氏のご講演は過去資料の配布ということでご了承をいただければと思います。講師を3名体制に変更し、予定時刻を変更して対応いたします(12月8日)

■本セミナーの主題および状況

★水を電気エネルギーに変換し、水素または酸素を生成するのが、水電解のプロセス。主流のアルカリ水電解に代わる次世代の水電解の技術とはどのようなものがあるか?

★再生可能エネルギーの貯蔵や持続可能な水素製造において今後重要なる課題をいかに抑えるか?


■本講座で学べる注目ポイント

★効率向上、新規材料(電極や膜)の開発と耐久性の改善をいかに進めるか?コスト削減の道筋、社会実装上の課題とは?

★次世代の水電解の技術候補である、固体高分子型(PEM)・アニオン交換膜(AEM)・高温水蒸気電解(SOEC)の動向を核技術の第一線の専門家から、まとめて学ぶことが出来ます!

≪こちらはWEB講座のお申し込みURLになります≫

セミナー番号
S231204
セミナー名
次世代水電解
講師名
  • 第1部  みずほリサーチ&テクノロジーズ(株)  上席主任コンサルタント  仮屋 夏樹 氏
  • 第2部  CCR研究会   名誉会員 工学博士(元日立造船株式会社 執行役員)   熊谷 直和 氏
  • 第3部  国立研究開発法人産業技術総合研究所  省エネルギー研究部門 研究グループ長  伊藤 博 氏
  • 第4部  東芝エネルギーシステムズ株式会社  エネルギーシステム技術開発センター 化学技術開発部 カーボンキャプチャ&リサイクルグループ  長田 憲和 氏
開催日
2023年12月21日(木) 13:00-17:05
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む) → 44,000円(税込、テキスト費用を含む、第2部の熊谷氏のパートが取りやめになりましたので、値段を変更いたします(12月8日) 
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。


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【第1講】 水電解技術によるグリーン水素製造に関する最近の世界動向

【時間】 13:00-14:15

【講師】みずほリサーチ&テクノロジーズ(株) 上席主任コンサルタント 仮屋 夏樹 氏

【講演主旨】

 2020年代、世界は劇的なエネルギー情勢の変化に直面することとなった。カーボンニュートラル(CN)に向けた取り組みの全世界的な加速に加え、ポストコロナの経済復興を目指した各国の大規模投資政策、さらにはロシアのウクライナ侵攻に伴う資源・エネルギーの逼迫・高騰、エネルギー・経済安全保障の重要性の高まりといった潮流は、現在そして将来のエネルギーシステムに対し抜本的な変革を迫っている。

 将来のエネルギーシステムは、脱炭素化、エネルギー自給率の向上、時間的・空間的なエネルギー偏在の解消といった、互いに絡み合う複雑な課題を克服する必要がある。その中でCN時代のキーデバイスとしての水電解とグリーン水素製造が急速に脚光を浴びている。

 諸外国は将来の水電解・グリーン水素産業で覇権を握るべく、意欲的な目標と強力な投資計画を相次いで発表している。我が国としても戦略と打ち手が求められる局面である一方で、現状グリーン水素の本格普及には技術面・制度面双方で課題が残されているのも事実である。

 本節では、近年動きの著しい水電解技術・市場の海外動向を概観するとともに、今後の普及に向けた課題と展望を紹介したい。



【講演キーワード】
グリーン水素、水電解


【習得できる知識】
カーボンニュートラルに向けた諸外国・主要プレーヤーのグリーン水素に関する戦略・取り組みに関する知識、水電解技術の現状と課題についての全体像


【講演のポイント】
 特に2020年代に入って動きの目まぐるしい水素分野に関して注目の背景と、特に進展著しい水電解・グリーン水素に関する諸外国・主要プレーヤーの取り組みについて、直近の状況を踏まえての紹介・解説を行う。

【プログラム】

1.グリーントランスフォーメーション時代の水素 -諸外国の調達戦略-
 1-1 なぜ水素なのか? -GX時代の水素の役割-
 1-2 グローバルでの水素需給見通し
 1-3 諸外国の水素調達戦略 -水素貿易の兆しとサプライチェーンの多様化-
 1-4 日本の水素戦略
2.潜在市場での先陣争い -諸外国の水電解産業戦略-
 2-1 グローバルでの水電解装置の供給見通し
 2-2 諸外国の水電解関連の政策動向
 2-3 国内外主要プレーヤーの水電解装置の開発動向
3.資源リスクと次世代技術 -諸外国のR&D戦略-
 3-1 水電解本格普及に向けた課題 -GX時代の資源リスクー
 3-2 諸外国の水電解R&D戦略 -次世代技術への期待-
 3-3 水電解装置の技術課題と国内外主要プレーヤーの開発動向
4.まとめ -日本への示唆-
 4-1 国内における将来の水素利用の姿
 4-2 国内におけるPower to Gasの価値
 4-3 機会と課題 -まとめに代えて-


【第2講】 固体高分子型水電解技術およびメタネーション技術(資料のみ)

【時間】 13:00-14:15

【講師】CCR研究会  名誉会員 工学博士(元日立造船株式会社 執行役員)  熊谷 直和 氏

【講演主旨】

※本パートは諸事情によりご講演が難しくなりました。ご講演を心待ちにしていた皆さまには深くお詫びいたします。なお、先生のご厚意により、類似の過去資料ですが、本パートの講演は電子配布資料として提供可能となります。(12月8日)

カーボンニュートラル社会実現のためには、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が必要である。本講義では、再生可能エネルギー余剰電力の貯蔵・輸送・利用およびCO2の有効利用のための炭素循環技術について説明する。再エネからグリーン水素を製造する固体高分子型水電解技術、ならびに産業施設等から回収したCO2を、グリーン水素と反応させて、既存インフラに適用可能なメタン燃料に変換するメタネーション技術について、これまでから現在に至るまでの技術開発および実証の取組み、今後の展開について紹介する。


【講演キーワード】
再生可能エネルギー、Power to Gas、固体高分子型水電解、グリーン水素製造、カーボンリサイクル、メタネーション、e-methane


【習得できる知識】
・再エネ電力貯蔵のためのPower to Gas技術
・再エネからのグリーン水素製造技術・固体高分子水電解
・CO2の資源化技術・メタネ―ション


【講演のポイント】
再生可能エネルギーからの水素製造技術、ならびにCO2を合成メタンに変換するメタネーション技術などPower to Gasについて技術開発や各種実証経験があり課題・展望について紹介が可能。

【プログラム】

※本パートは諸事情によりご講演が難しくなりました。ご講演を心待ちにしていた皆さまには深くお詫びいたします。なお、先生のご厚意により、類似の過去資料ですが、本パートの講演は電子配布資料として提供可能となります。(12月8日)

1.はじめに
 1-1 気候変動
 1-2 持続的社会を⽬指して
2. Power to Gasとは
 2-1 電⼒貯蔵技術としてのPower to Gas
 2-2 グローバルCO2リサイクル
 2-3 Power to Gasの主要構成技術
  2-3-2 ⽔電解
  2-3-3 メタネーション
3.再⽣可能エネルギーからのグリーン⽔素製造技術
 3-1固体⾼分⼦⽔電解技術の概要
 3-2 ⽇⽴造船における固体⾼分⼦⽔電解装置開発の取り組み
 3-3 GI基⾦事業/⽶倉⼭太陽光発電/固体⾼分⼦⽔電解装置の適⽤例
 3-4 固体⾼分⼦⽔電解装置の課題・展望
4.グリーン⽔素を⽤いたCO2のメタネーション技術
 4-1 メタネーションとは︖/メタネーション触媒・プロセスの概要
 4-2 メタネーション推進官⺠協議会
 4-3 メタネーションの実証例
5.まとめ


【第3講】 アニオン交換膜を用いた低コスト高性能水電解の基礎と最新動向・装置の開発

【時間】 14:25-15:40

【講師】国立研究開発法人産業技術総合研究所 省エネルギー研究部門 研究グループ長 伊藤 博 氏

【講演主旨】

 製造過程において温室効果ガスの排出を伴わないいわゆる「グリーン水素」の導入拡大が世界的な課題となっている。グリーン水素の現実的製造方法は「水電解」であると考えられ、その場合利用する電力価格に加えて水電解装置の性能とコストがグリーン水素の価格決定の大きな因子になることは明らかである。よって世界各国で低コスト・高性能水電解技術の開発が精力的に行われているところである。アニオン交換膜(AEM)水電解は比較的最近開発が始まった技術であるが、従来の水電解装置に比べても低コスト・高性能実現の大きなポテンシャルを有する。本講座では、従来の水電解技術と比較する形でAEM水電解装置の原理、特徴から最新の開発動向までを紹介し、その可能性と限界を詳述する。

【プログラム】

1. 背景~カーボンニュ-トラルと水素~

 1-1 グリーン水素を取り巻く最新状況

 1-2 グリーン水素需要見通し

 1-3 国内外のグリーン水素製造・利用プロジェクト

2. 水電解技術の基礎

 2-1 水電解技術の背景と基礎

  2-1-1 水電解の歴史

  2-1-2 食塩電解(ソーダ工業)技術の歴史

  2-2 各水電解技術の概要説明

  2-2-1 アルカリ水電解

  2-2-2 プロトン交換膜(PEM)水電解

  2-2-3 固体酸化物水電解(SOEC)

  2-2-4 アニオン交換膜(AEM)水電解

3. 周辺技術の紹介

 3-1 アニオン交換膜燃料電池(AEMFC)

4. アニオン交換膜(AEM)水電解技術の詳細

 4-1 AEM水電解装置の原理と特徴

 4-2 AEM水電解装置開発の歴史

 4-3 AEM水電解技術の開発状況

  4-3-1 電解質膜(AEM)

  4-3-2 電極触媒

  4-3-3 電極構造

 4-4 AEM水電解システムと運転方法

  4-4-1 電解液供給方法

  4-4-2 加圧運転

  4-4-3 耐久性

  4-4-4 AEM水電解システムのコスト試算

5. エナプター社アニオン交換膜(AEM)水電解装置

 5-1 エナプター社の概要

 5-2 エナプター社AEM水電解装置装置の特徴

 5-3 エナプター社のビジネスモデルと将来計画

6. まとめ



【第4講】 高温水蒸気電解法による高効率水素製造技術の開発

【時間】 15:50-17:05

【講師】東芝エネルギーシステムズ株式会社 エネルギーシステム技術開発センター 化学技術開発部 カーボンキャプチャ&リサイクルグループ 長田 憲和 氏

【講演主旨】

 東芝エネルギーシステムズでは、水素事業を展開しており、その一つとして水素製造システムの開発を行っている。水素製造技術はさまざまなタイプがあるが、その中でも、最も効率の高い高温水蒸気電解方式について、注目し、その研究開発状況および実用化に向けた取り組み、応用技術について詳説する。


【講演キーワード】
水素エネルギー、水素社会、高効率水素製造


【習得できる知識】
水素製造技術の研究開発状況と、現在の課題、今後の展望についての知識を得ることが可能


【講演のポイント】
次世代型の高効率水素製造技術として注目されている高温水蒸気電解について、最新の技術開発状況と今後の展望について、長年本技術開発を実施してきた研究者の経験を踏まえ説明する。

【プログラム】

1. 会社紹介

 1-1.事業概要

 1-2.水素事業について

2. 高温水蒸気電解による水素の高効率製造

 2-1.高温水蒸気電解技術の特徴と世の中の開発動向

 2-2.東芝における高温水蒸気電解技術の研究開発状況

 2-3.実用化に向けた取り組み

3. 高温水蒸気電解技術の応用

 3-1.CCU技術への応用

 3-2.更なる高効率化に向けた次世代電解

4. 今後の展開



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