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先端半導体デバイスにおけるCu多層配線技術・ 低誘電率(Low-k)絶縁膜形成技術・ および3次元デバイス集積化技術の 基礎から最新動向と今後の課題

★2024年6月7日WEBでオンライン開講。株式会社東芝 柴田 英毅 氏が先端半導体デバイスにおけるCu多層配線技術・ 低誘電率(Low-k)絶縁膜形成技術・ および3次元デバイス集積化技術の 基礎から最新動向と今後の課題について解説する講座です。

■注目ポイント

★多層配線技術の歴史的変遷、Cuダマシン配線、Cu代替金属材料やナノカーボン材料の最新の開発動向をご紹介!

セミナー番号
S240632
セミナー名
多層配線 3次元デバイス集積化技術
講師名
  • 株式会社東芝  研究開発センター  首席参与(元 首席技監)  柴田 英毅 氏
開催日
2024年06月07日(金) 10:30-16:30
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★【先端半導体デバイス】→半導体技術の進歩によって設計・製造される高度な性能と機能を持つ電子デバイス。

★先端半導体デバイスを構成する微細トランジスタ同士を接続して論理回路を構成する多層配線に対する微細化、高密度化、低抵抗化、低容量化、高信頼化の要求が益々厳しさを増している!


■注目ポイント

★最新の研究開発成果や事業化成果、市場動向・業界動向をベースに基礎~最新動向まですべて網羅した集大成版!

★究極のLow-k技術であるAir-Gap(中空)技術、Si貫通孔(TSV)を用いたメモリデバイスの3次元積層化、異種デバイス集積化等、多岐にわたり紹介!

講座担当:牛田孝平

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【時間】 10:30-16:30

【講師】株式会社東芝 研究開発センター  首席参与(元 首席技監) 柴田 英毅 氏

【講演主旨】

 IoT,AI,5G/ポスト5G,自動運転,ロボティックスなどのデジタル社会を支える重要基盤であるマイクロプロセッサやDRAM,NAND,パワーデバイスなどに代表される先端半導体デバイスにおいて,デバイスを構成する微細トランジスタ同士を接続して論理回路を構成する多層配線に対する微細化,高密度化,低抵抗化,低容量化,高信頼化の要求が益々厳しさを増している。配線寸法やViaホール径の微細化に伴う配線・Via抵抗及び配線間容量の増大や,これらに伴う信号伝搬遅延と消費電力の増加,信頼性の低下は世代とともに極めて深刻になりつつある。 そこで,本講では,これまでの多層配線技術の歴史的変遷を振り返るとともに,Cuダマシン配線の製造プロセスや微細化に伴う配線抵抗増大の課題について詳しく解説した上で,Cu代替金属材料やナノカーボン材料の最新の開発動向について述べる。また,Cu配線を取り囲む誘電材料(絶縁膜)として,配線間容量低減のために低誘電率(Low-k)材料を導入した経緯や課題,更なるLow-k化のための多孔質(Porous)材料の課題と対策,究極のLow-k技術であるAir-Gap(中空)技術についても詳細に述べる。さらに,配線長を大幅に短縮化でき,超ワイドバス化や大容量・高速の信号伝送が可能になるSi貫通孔(TSV)を用いたメモリデバイスの3次元積層化や,複数の半導体チップ(或いは従来のSoC(System on Chip)チップを機能ごとに分割したチップレット)をパッケージ基板上に近接配置して高性能システムを構成する異種デバイス集積化(ヘテロジニアスインテグレーション)についても詳しく解説する。


【プログラム】

  1.多層配線技術の役割とスケーリング,材料・構造・プロセスの変遷
      1.1 多層配線の役割と要求,階層構造,フロアプランの実例
      1.2 配線長分布と配線階層(Local, Intermediate,(Semi-)Global)毎のRC寄与度の違い
      1.3 下層(Local)・中層(Intermediate)及び上層((Semi-)Global)配線のスケーリング理論
      1.4 多層配線技術の進化の足跡
      1.5 配線・コンタクト・Viaホールの材料・構造・プロセスの変遷

    2.微細Cuダマシン配線技術及びPost-Cu配線形成技術の基礎~最新動向
      2.1 配線プロセスの変遷(Al-RIE⇒Cuダマシン)
      2.2 金属材料の物性比較とCu選定の考え方
      2.3 Cu酸化拡散防止膜(バリアメタル)の要件と材料候補(Ta(N),Ti(N),Nb(N),W(N))
   2.4 Ta(N)の課題(対Cu濡れ性,対酸化性)とTi(N)の優位性
      2.5 バリアメタル及びSeedスパッタ法の変遷と課題
      2.6 CVD-Ru,CoライナーによるCu埋め込み性の改善
      2.7 Mnを利用した超薄膜バリア(MnSixOy)自己形成技術
      2.8 Cu電解めっきプロセスの概要と無電解法との比較, Additiveの重要性,役割,選定手法
      2.9 CMPプロセスの概要と研磨スラリーの種類,適用工程の拡大
      2.10 Cu-CMにおける低機械強度Low-k対応施策(低荷重, 複合粒子スラリー, Pad表面改質)
      2.11 Cuダマシン配線における微細化・薄膜化による抵抗増大
      2.12 平均自由行程からみたCu代替金属材料候補の考え方
      2.13 W,Co,Ru,Mo,Ni, Al2Cu, NiAlなどの最新開発動向から見た有力候補
      2.14 金属配線の微細化限界についての考察とナノカーボン材料への期待
      2.15 多層CNT(MWCNT)によるViaホールへの埋め込みと課題
      2.16 多層グラフェン(MLG)による微細配線形成と低抵抗化検討   

    3.低誘電率(Low-k/Air-Gap)絶縁膜形成技術の基礎~最新動向
      3.1 Cu配線に用いられている絶縁膜の種類と役割
      3.2 各種配線パラメータの容量に対する感度解析結果
      3.3 ITRS(国際半導体技術ロードマップ委員会)Low-kロードマップの課題と大改訂
      3.4 比誘電率(k)低減化の手法と材料候補(SiOF, MSQ/SiOC, PAr, BCBなど)
      3.5 層間絶縁膜(ILD)構造の比較検討(Monolithic vs. Hybrid)
      3.6 材料物性から見たLow-k材料の課題(低機械強度, 低プラズマダメージ耐性など)
      3.7 Porous材料におけるPore分布の改善とEB/UV-Cure技術の適用効果
      3.8 Porous材料におけるダメージ修復技術の効果
      3.9 Pore後作りプロセスの提案とLow-k材料の適用限界の考察
      3.10 Air-Gap技術の導入の考え方と構造・方式の比較、課題、現実的な解

 4.ウエハ裏面への電源供給配線網(BS-PDN, PowerVia)の形成技術の最新動向
   4.1ウエハ裏面への電源供給配線網(BS-PDN)形成の経緯と特徴
      4.2 埋め込み電源線(BPR)と裏面の電源供給配線網(BS-PDN)の接続形態と構造
      4.3 BS-PDNを形成するための貼合プロセス例と接続断面構造
   4.4 BS-PDNにおける回路ブロック面積及びIRドロップの低減効果
   4.5 PoweViaの概要と特徴, テストチップの評価結果

    5.配線の信頼性の基礎~最新動向
      5.1 Al配線のストレスマイグレーション(SM)現象とその機構
      5.2 SM不良の改善施策(下地バリアメタルによるAl(111)高配向化、合金化)
      5.3 Via付きCu配線におけるSiV(応力誘起Voiding)現象とその機構
      5.4 SiV不良の改善施策(マルチVia規定,合金化など)
      5.5 エレクトロマイグレーション(EM)現象とその機構
      5.6 EM不良の改善施策(Cu表面Cap: CoW,Co,CuSiN)
      5.7 Cu/Low-k配線におけるTDDB信頼性不良とその機構
      5.8 TDDBヘの影響(LER,Low-k,CMP)

    6.3次元デバイス集積化技術の基礎~最新動向
      6.1 Si貫通孔(TSV)によるデバイス集積化のメリット
      6.2 TSVを用いた3次元チップ積層の実例(DRAM/HBM,NAND/SSD)
      6.3 メモリデバイスにおける積層化ロードマップ(チップ積層⇒ウエハ積層(貼合))
      6.4 ウエハレベル貼合技術の種類と比較, 有力候補
      6.5 ウエハレベル貼合技術の課題と対策(貼合の低温化,貼合前平坦化,ベベル制御)
      6.6 チップレット技術による異種デバイス集積化とMooreの法則の継続
      6.7 各種チップレット技術(CoWoS,InFO,EMIB,Foverosなど)の概要と特徴
      6.8 ウエハレベルパッケージ(FO-WLP)技術の特長と変遷,代表的なプロセス
      6.9 FO-WLPとPLPの使い分け,FO-PLPの要求仕様
      6.10 FO-PLPにおける微細再配線(RDL)の低コスト形成プロセスの候補
   6.11 5G以降の高周波対応低伝送損失絶縁材料の候補
   6.12 パッケージ基板の最新開発動向(樹脂・シリコン基板⇒ガラス基板)
   6.13 先進パッケージの市場動向と技術ロードマップ

    7.総括

【質疑応答】

【キーワード】

微細Cu配線、バリアメタル、Ta(N)、Ti(N)、Nb(N)、W(N)、W埋め込み、Cu電解めっき、CMP、Cu代替配線材料、Co、Ru、Mo、Ni、Al2Cu、NiAl、CNT、グラフェン、Low-k材料、SiOF、SiOC、PAr、Porous材料、Air-Gap、ストレスマイグレーション、エレクトロマイグレーション、TDDB、TSV、チップ積層、ウエハ貼合、チップレット


【講演のポイント】

企業の研究・開発部門をはじめ、事業(生産、管理、サービス)部門、スタッフ部門(営業、マーケティング)に所属する新人、若手から中堅社員の知識の幅を拡げ、見識を深めることを目的に、これまで学会・セミナー・大学向けに作成した講義・講演資料に、最新の研究開発成果や事業化成果、市場動向・業界動向をベースに、基礎~最新動向まですべて網羅した集大成版(裏話やエピソード含めて)に仕上がっている。


【習得できる知識】

半導体デバイス技術、半導体製造プロセス技術、多層配線形成技術、三次元デバイス集積化技術、材料強度学、金属疲労学、固体物理学、薄膜材料物性学


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