CASE時代の車載用ディスプレイの開発動向とフィルム・材料技術開発・要求特性
~車載向け高耐久偏光板設計・市場動向・ディスプレイアプリケーション~
★2024年2月28日WEBオンライン開講。日東電工株式会社 北村氏、株式会社テクノ・システム・リサーチ 木村氏、シャープディスプレイテクノロジー株式会社 水﨑氏の3名講師からCASE時代の車載用ディスプレイの開発動向とフィルム・材料技術開発・要求特性というテーマをもとに解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
★近年の車載用として求められるディスプレイ技術、また特性を紹介することで、車載用ディスプレイの開発や必要となるフィルムの開発の様子について知って頂くことを目的とした講座です!
- 第1部 日東電工株式会社 尾道事業所 情報機能材料事業部門 製造統括本部 製造技術統括部 北村 吉紹 氏
- 第2部 株式会社テクノ・システム・リサーチ アシスタントディレクター 木村 準一 氏
- 第3部 シャープディスプレイテクノロジー株式会社 開発本部 次世代技術開発統轄部 課長 水﨑 真伸 氏
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【■本セミナーの主題および状況 ■本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★自動車ディスプレイは、自動車のCASE(Connected:コネクテッド、Autonomous:自動運転、Shared & Service:シェアリング・サービス、Electric:電動化)の時代にはさらなる大面積化や役割の変更、新しいディスプレイ技術の活用によって、より重要な役割を担うようになると予想されます。そこに使用される自動車用の偏光板、光学フィルムなどの要求や役割なども、変化が生じるのではないか、と言われています。
■本講座の注目ポイント
★車載ディスプレイとして、従来からのLCDから、OLED(有機EL)ディスプレイ、マイクロLED、レーザーディスプレイ(ヘッドアップ)などの新しいディスプレイが登場し、その市場を解説する!コックピットシステムやディスプレイの市場やその部材の動向を把握できる講座です。
★光学フィルム、特に偏光板としての高信頼性高級耐久性特性の現状はどうなっているか?またディスプレイから見た最新の研究開発動向をつかめる。
★特に自動運転による車室内空間でのディスプレイの役割やデザイントレンド、視認性、信頼性、耐環境性などの要求特性、各種最新のディスプレイ形式を学ぶことが出来ます。
講座担当:青木良憲
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 偏光板の基礎および車載向け高耐久偏光板の特徴と設計
【時間】 11:00-12:15
【講師】日東電工株式会社 尾道事業所 情報機能材料事業部門 製造統括本部 製造技術統括部 北村 吉紹 氏
【講演主旨】
現在のディスプレイは液晶ディスプレイ(LCD)と有機ELディスプレイ(OLED)が主流となるが、いずれも表示性能を確保する上では偏光板が必須となっている。本講座では偏光とは何か、からLCDやOLEDにおける偏光板の必要性といった基礎的なところから、ディスプレイの市場トレンドに合わせたアプリケーションごとの偏光板及びその周辺技術の特徴、その中でも車載用高耐久偏光板に関する詳細を説明。マーケティング・技術の両視点からのお話をさせていただくことで、技術関係者だけでなく、営業やマーケッターの方にも参考になればと思います。
【講演キーワード】
偏光の基礎・偏光板の基礎・薄型偏光子・アプリ別の偏光板設計・車載用高耐久偏光板
【習得できる知識】
・偏光板の基礎。
・LCD・OLED用途の偏光板の使用方法の違い。
・偏光板の薄型化へのアプローチ
・アプリケーション別、偏光板の技術展開
・車載用偏光板の課題と解決に向けた設計の概要
・車載ディスプレイの大型化・OLED化に向けた偏光板の技術方針
【講演のポイント】
ディスプレイ業界において液晶テレビの成長期で、車載用のディスプレイはまだ搭載数が少ない2006年より車載用偏光板の開発、IPS車載用の偏光板の拡大・マーケッティングに従事、幅広く紹介が可能。
【プログラム】
【第2講】 車載HMI・ディスプレイの市場動向と将来展望
【時間】 13:15-14:30
【講師】株式会社テクノ・システム・リサーチ アシスタントディレクター 木村 準一 氏
【講演主旨】
本講演では、車載HMI市場のトレンド解説を行います。車載HMI主要な構成製品としまして、Meter Cluster、Center Display、Head-Up Displayと取り上げております。これら関連ハードウェアを中心として、搭載技術の変遷と部材の現状と将来に対する見通しについて、本講演を通じて、説明します。また、将来市場を想定する為、個々の車載HMI製品のみならず、統合化されたコックピットシステム市場の拡大契機をもたらす可能性の高い要素やハードウェア技術の採用動機や効果を検証します。
【講演キーワード】
Byton、OLED(有機EL)ディスプレイ、マイクロLED
【習得できる知識】
・車載HMIの主要構成製品市場の現況
・将来動向を把握する事による自社取り扱い製品とのマッチングの判定
・仕様変化から当該市場への自社開発品最適なタイミング投入スケジュールおよびロードマップ策定
・当該領域において、求められる自社製品の開発方向性検討
【講演のポイント】
本講演を通じて、車載HMI市場のトレンドを把握する事が可能になります。ターゲットとするHMI構成製品(Meter Cluster、Center Display、Head-Up Display)の各領域ントレンドの把握が容易になります。聴講者様が従事・関連しております各市場の市場規模の想定から自社の将来の事業性分析に対してもお役立て頂く事が出来ます。更にコックピット像を明らかにする事により、将来必要となる要素や部品、向上していく為の指針をお示しします。これにより、将来の各領域において重要視されている技術や部材を把握頂くことで自社保有技術の流用・適用化の検討をサポートします。
【プログラム】
【第3講】 車載用ディスプレイ技術における高効率、低消費電力・長寿命化とCASE時代に向けた開発
【時間】 14:45-16:00
【講師】シャープディスプレイテクノロジー株式会社 開発本部 次世代技術開発統轄部 課長 水﨑 真伸 氏
【講演主旨】
近年、自動車内には複数のディスプレイが搭載されるようになり、必要な情報が車内で早く入手できるようになった。今や車内滞在時(運転中とは限らない)のディスプレイ活用は不可欠である。これまで車載用ディスプレイの開発において、長期間に渡って使い続けることが出来るという信頼性が求められていたが、直近では、さらに良いデザインであることも求められるようになってきた。本講座では、近年の車載用として求められるディスプレイ技術、また特性を紹介することで、車載用ディスプレイの開発の様子について知って頂くことを目的とする。
【習得できる知識】
車載ディスプレイと民生用ディスプレイの比較
液晶ディスプレイと有機EL(OLED)ディスプレイ
直近の車載用ディスプレイ開発動向
【講演キーワード】
車載用ディスプレイ、液晶、有機EL、デザイン、フレキシブル化、開発動向
【講演のポイント】
これまでの車載用および民生用の液晶ディスプレイ、および有機EL(OLED)ディスプレイ開発の経験をもとに、車載用ディスプレイ開発で工夫したこと、また感じられることも紹介する予定である。また、今後の動向なども講演者目線で予想してみる予定である。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 車載用ディスプレイが求められる背景
1-2 車載用ディスプレイの歴史
2.車載用ディスプレイに求められる要件
2-1 特性(視認性)面
2-2 耐環境性面
2-3 インデリアデザイン面
3.ディスプレイ技術
3-1 液晶ディスプレイ
3-2 発光型ディスプレイ(OLEDディスプレイ)
4.車載用ディスプレイのアプリケーション
4-1 クラスターディスプレイ
4-2 センターインフォーメーションディスプレイ(CID)
4-3 ミラーディスプレイ
4-4 パッセンジャーディスプレイ
4-5 ヘッドアップディスプレイ
5. フレキシブルディスプレイ技術
5-1 フレキシブル基板および求められる要件
5-2 フレキシブルディスプレイ技術を用いた車載応用
6. 車載用ディスプレイの研究開発動向
7. 最後に
【質疑応答】