【3か月連続・オンライン学習講座】プラスチック・リサイクルの基礎と容器包装材の環境ビジネスへの展望
★2024年7月9日WEBオンライン開講【元カネカ/研究統括部長、元塩ビ工業環境協会/広報部長・一色実氏】プラスチック・容器包装の専門家がプラスチックの構造から法規制への対応、リサイクルビジネスへの展望を、3ヶ月、じっくりと解説する講座です。
【3か月連続・オンライン学習講座の特徴】
①毎月1回、全3回の講座コースです。
②講座ごとに、復習のためのアーカイブ視聴が可能です。(次回講座まで)
■本講座の注目ポイント
★プラスチックの構造からリサイクルへの適合など基礎から解説!
★環境規制動向や法規制についても解説します!
★サーマルリサイクル、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルの実例を紹介します!
★リサイクルビジネスのサプライチェーンや今後の展望についても紹介します!
- (株)AndTech 顧問/元カネカ化成事業部技術 研究統括部長/元塩ビ工業環境協会 広報部長 一色 實 氏
・1-2名 :49,500円(消費税・資料代込)
・3名 :71,500円(消費税・資料代込)
・4名以上:1名追加ごとに、27,500円(消費税・資料代込)
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
■全体スケジュール
第1回 6月11日(火) 13:30-15:30
第2回 7月 9日(火) 13:30-15:30
第3回 8月 6日(火) 13:30-15:30
■本セミナーの主題および状況
コロナ禍での経済活動を通して、世界とのつながりがますます強くなり、地球規模での環境・資源問題とかかわりの深いプラスチック、特に、容器包装分野での環境配慮への対応が企業の競争力に影響を持ってきている。
この講座では、容器包装材の主要な材料であるプラスチックについての基礎知識や、環境負荷とかかわるリサイクル手法の現状について、これまでの知見をもとに講義し、製品設計も含めた資源循環システム、国内外の環境規制とその動向、有望なリサイクル技術、環境に優位なバイオプラスチックなどの材料動向を紹介し、持続可能な循環型社会への企業の貢献や新たな環境ビジネスへの展望を示す。
【時間】 13:30-15:30
【講師】(株)AndTech 顧問/元カネカ化成事業部技術 研究統括部長/元塩ビ工業環境協会 広報部長 一色 實 氏
【講演主旨】
第1回:プラスチックとリサイクルの基礎
包装材料を考える上で、包装材としての必要な性能とともに、使用後の環境負荷を少なくすることが求められている。包装材料の多くがプラスチックに依存し、どのような用途に、どのようなプラスチックが用いられているのかを知ることは、包装設計する上で、必要な基礎知識である。更に、環境への配慮が求められている社会的な背景で、プラスチックもバイオ原料化や生分解性のニーズが高まり、新たな材料開発の動きも活発になってきている。
本講座では、プラスチック素材としての基礎知識を習得し、環境負荷を考慮した材料開発の動きを理解して頂く。同時に、それらの包装材料のSDGsを考える上で必要なリサイクル技術の基礎知識とその動向についても言及し、包装材料の選定や開発、使用後のサプライチェーンでの協働の重要性を理解頂く。
第2回:リサイクル手法と国内外の法規制動向
プラスチックの容器包装材は、海洋汚染や地下資源由来に伴うCO2問題で、環境負荷による課題を突き付けられている。特に、短期の使用に伴う使い捨ての印象が強く、サプライチェーンが長くて広いため、使用後の回収と処理が難しく、容器包装の設計段階でリサイクルを配慮した対応が求められている。そのため、プラスチックリサイクルの手法についての基礎知識と実施例を学んでいく必要があり、合わせて、国内外の環境規制についても、その背景を理解しておくことが必要である。
本講座では、第1講座に引き続いて、リサイクルと環境に注力して情報を提供し、第3講座の環境ビジネスの視点を理解する情報提供を行う。
第3回:環境配慮の新規材料とプラスチック容器・包装の将来展望
容器包装材は、広い分野で必要な機能を発揮して、基盤産業の下支えを果たしている。一方で、地球規模での環境問題が社会の関心事として強まっている。そのため、容器包装材としての差別化には、環境負荷への配慮が伴い、これまでのビジネス上のサプライチェーンだけではなく、消費者や行政への対応が求められている。そこには、材料の開発からリサイクルまで含めた新たなビジネスの可能性があり、そのキーワードが「環境配慮」である。
本講座では、容器包装材の環境を意識した材料開発の実例や、新たなリサイクル技術の可能性についても言及し、第1講座と第2講座の応用編として、各社の今後の取り組みに活用頂きたい。
【プログラム】
1. プラスチックの構造と物性
1.1 汎用プラスチック
1.2 特殊プラスチック
1.3 用途別最終製品の形態と流通
2.容器包装材料と成形加工
2.1 一般的な容器包装材料と加工方法
2.2 プラスチックと他素材とのすみ分け
2.3 食品用プラスチック容器包装材
2.4 医薬品・医療器用容器包装材
2.5 電子・電気部品用包装材
3.プラスチックリサイクルの概要
3.1 産業廃棄物・一般廃棄物とプラスチック
3.2 廃プラスチックの有効利用状況
3.3 リサイクル手法とプラスチック素材との適性
【演習 or 討論】【質疑応答】
【第2回:リサイクル手法と国内外の法規制動向】
1. マテリアルリサイクル
1.1 マテリアルリサイクルの種類と特徴
1.2 流通過程とリサイクルシステム
1.3 マテリアルリサイクルの実例
2.ケミカルリサイクル
2.1 ケミカルリサイクルの種類と特徴
2.2 流通過程とリサイクルシステム
2.3 ケミカルリサイクルの実例
3.サーマルリサイクル
3.1 サーマルリサイクルの特徴
3.2 流通過程とリサイクルシステム
3.3 サーマルリサイクルの実例
4. 日本のリサイクル法制度
4.1 基本法と個別リサイクル法
4.2 プラスチック関連の規制
5.欧米の環境規制動向
5.1 化学物質管理
5.2 プラスチック関連の規制
【演習 or 討論】【質疑応答】
【第3回:環境配慮の新規材料とプラスチック容器・包装の将来展望 】
1.プラスチックリサイクルのビジネス
1.1 プラスチック・製品用途別のリサイクルシステム
1.2 単体・複合プラスチックの新たなリサイクル手法
1.3 容器包装材のリサイクル環境ビジネス
2.新素材への取り組み
2.1 バイオプラスチック
2.2 生分解性プラスチック
2.3 新素材の今後の展望
3.環境ビジネス全体への提言
3.1 資源循環型社会でのプラスチック・製品に求められるニーズ
3.2 サプライチェーン全体の整備・活用
3.3 異業種・異分野との融合
4.まとめ
4-1 プラスチック容器・包装の将来展望
4-2 日本企業としての国際競争力強化
【演習 or 討論】【質疑応答】