硫化物系全固体リチウム二次電池と固体電解質の最新の研究・開発動向および評価・分析
★2024年12月5日WEBでオンライン開講。大阪公立大学 作田氏、東京科学大学 鈴木氏、株式会社コベルコ科研 阿知波氏の3名が、硫化物系全固体リチウム二次電池と固体電解質の最新の研究・開発動向および評価・分析について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
★2011年に発見・報告された世界初のリチウム系超イオン導電体「Li10GeP2S12」を創出した研究グループに所属する講演者がLi10GeP2S12の発見からその後の開発の進展さらには最先端の研究動向に渡るまでを網羅的に紹介!
- 第1部 大阪公立大学 大学院工学研究科 / 准教授 作田 敦 氏
- 第2部 東京科学大学 総合研究院 鈴木 耕太 氏
- 第3部 株式会社コベルコ科研 技術本部 EV・電池ソリューションセンター EV・電池解析技術室 阿知波 敬 氏
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★次世代の電池技術の開発が求められる中で、特に全固体型のリチウム電池が注目されています。
★全固体型のリチウム電池は安全性が高く、エネルギーをたくさん蓄えられる可能性があるため、将来の電池として期待されています。
★全固体リチウム電池の性能は、電池の中でリチウムイオンがどれだけスムーズに移動できるかに依存し、この役割を持つのが「固体電解質」という材料です。
■注目ポイント
★硫化物系固体電解質を用いた全固体電池の研究開発の動向を知るための最適な講座!
★全固体電池の種類、特徴、全固体電池が次世代電池の筆頭として注目されている理由、その実用化に向けての課題、最先端の研究事例について概説!
★分析会社の視点で全固体電池の開発・評価に必要な電気学評価、物理解析、化学分析等について実例を交えて解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 硫化物型全固体電池の基礎と材料研究の最先端
【時間】 10:45-12:00
【講師】大阪公立大学 大学院工学研究科 / 准教授 作田 敦 氏
【講演主旨】
全固体電池の基礎と技術内容と材料研究の最先端について概説します。全固体電池の種類とそれぞれの特徴、なぜ全固体電池が次世代電池の筆頭として注目されているのか、その実用化にむけてどのような課題があるのか、最先端の研究事例について概説します。
【プログラム】
1. 全固体リチウム二次電池の基礎と動向
(1) リチウムイオン電池の基礎
(2) 全固体リチウム二次電池の基礎
(3) 全固体電池の開発動向
2.次世代全固体電池材料の最先端の研究事例
【質疑応答】
【キーワード】
全固体電池、固体電解質、リチウム、ナトリウム、酸化物、硫化物
【習得できる知識】
・全固体電池の基礎技術内容と材料研究の最先端
・全固体電池の種類とそれぞれの特徴
・全固体電池が次世代電池の筆頭として注目されている理由
・全固体電池の実用化に向けた課題
【第2講】 硫化物系リチウム超イオン導電体の開発と固体電池への応用
【時間】 13:00-14:15
【講師】東京科学大学 総合研究院 鈴木 耕太 氏
【講演主旨】
次世代の電池技術の開発が求められる中で、特に全固体型のリチウム電池が注目されています。この電池は安全性が高く、エネルギーをたくさん蓄えられる可能性があるため、将来の電池として期待されています。しかし、全固体リチウム電池の性能は、電池の中でリチウムイオンがどれだけスムーズに移動できるかに依存します。この役割を持つのが「固体電解質」という材料です。
今回の講演では、さまざまな固体電解質の種類や開発の進み具合について説明します。特に、Li10GeP2S12という固体電解質が、高いイオンの移動効率を示しているため注目されています。この材料の開発状況や、実際に電池に使われた例についても紹介します。また、異なる固体電解質を使った電池の性能や、それぞれの課題について、最新の情報をもとにお話しします。
【プログラム】
1.全固体リチウム電池の概要
1.1.全固体リチウム電池の特徴
1.2.全固体電池に用いられる固体電解質の特徴
1.3.固体電解質の開発の歴史
2.超イオン導電体Li10GeP2S12
2.2. Li10GeP2S12発見の経緯
2.3. Li10GeP2S12の特徴
2.4. Li10GeP2S12系材料を用いた電池の性能
2.5. Li10GeP2S12系材料の最新研究
3.まとめと今後の展望
【質疑応答】
【キーワード】
全固体リチウム電池、固体電解質、Li10GeP2S12、超イオン導電体
【講演のポイント】
世界初のリチウム系超イオン導電体「Li10GeP2S12」は2011年に発見・報告されました。Li10GeP2S12を創出した研究グループに2007年から現在まで所属する講演者が、Li10GeP2S12の発見から、その後の開発の進展、さらには最先端の研究動向に渡るまでを網羅的に紹介します。
【習得できる知識】
・全固体リチウム電池の基礎知識
・固体電解質の開発史
・超イオン導電体Li10GeP2S12の歴史
・Li10GeP2S12を用いた全固体リチウム電池の性能
【第3講】 低露点環境下における硫化物系全固体電池の試作・評価・分析
【時間】 14:25-15:40
【講師】株式会社コベルコ科研 技術本部 EV・電池ソリューションセンター EV・電池解析技術室 阿知波 敬 氏
【講演主旨】
環境規制の強化やカーボンニュートラル達成のため車両電動化が急速に進んでいます。電気自動車の普及を後押しするためには、電気自動車の急速充電や航続距離延長が求められ高入出力、高エネルギー密度の次世代蓄電池が必要とされています。本講座では、次世代蓄電池の全固体電池に対する電気学評価、物理解析、化学分析手法について当社での評価事例を踏まえて解説いたします。
【プログラム】
1.全固体電池開発の課題
1.1 全固体電池とは
1.2 全固体電池の開発の課題
2.低露点環境下における硫化物系全固体池の試作や分析・評価
2.1 全固体電池の試作・評価における環境制御の重要性
2.2 低露点環境下での全固体電池の試作事例
2.3 低露点環境下での全固体電池材料の評価事例
3.コベルコ科研における全固体電池評価技術
3.1電極構造・プロセスの最適化へのソリューション
3.2電池特性制御・管理の最適化へのソリューション
3.3全固体電池の安全性向上へのソリューション
【質疑応答】
【キーワード】
リチウムイオン電池、全固体電池、特性評価、劣化解析
【講演のポイント】
分析会社の視点で全固体電池の開発・評価に必要な電気学評価、物理解析、化学分析等について実例を交えて解説いたします。
【習得できる知識】
・全固体電池の基礎
・全固体電池の試作・評価
・全固体電池開発に用いられる分析・評価手法