【 LIVE配信・WEBセミナー】

車載ディスプレイ・タッチパネルに求められる反射防止技術の最新動向・評価・各種応用・今後の展望

★2025年1月29日WEBでオンライン開講。株式会社FT-Net 青崎 耕 氏、三菱ケミカル株式会社 魚津 吉弘 氏、DIC株式会社 田淵 穣 氏、元ホシデン株式会社 滝川 満 氏の4名が車載ディスプレイ・タッチパネルに求められる反射防止技術の最新動向・評価・各種応用・今後の展望について解説する講座です。

■注目ポイント

★ディスプレイに求められる反射特性および光学特性とは?

★可視光全波長域での反射を防止すること、角度依存性が少ないことが特徴のモスアイ型反射防止フィルムの特徴と作成技術について解説!

セミナー番号
S250122
セミナー名
反射防止技術
講師名
  • 第1部  株式会社FT-Net  取締役  青崎 耕 氏
  • 第2部  三菱ケミカル株式会社  R&D フェロー  魚津 吉弘 氏
  • 第3部  DIC株式会社  R&D統括本部 アドバンストマテリアル開発センター NEプロジェクト / マネジャー  田淵 穣 氏
  • 第4部  元ホシデン株式会社  表示部品生産統括部 統括部長  滝川 満 氏
開催日
2025年01月29日(水) 11:00-17:15
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】60,500円(税込、テキスト費用を含む)

2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURLについては、別途メールでご案内いたします。事前の配布資料につきましては紙テキストで郵送にてお送りいたします。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。

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【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★重要性が高まっている車載ディスプレイにおいて、環境変化による外光が視認性に大きく影響するため、それらを考慮した反射特性を含めた光学設計が重要となる。

★モスアイ構造はその反射防止機能・高コントラスト性・透明性から、ディスプレイ用途向けに表面反射や映り込みを抑制する構造として、注目を集めている。

■注目ポイント

★反射防止フィルムの技術動向・アプリケーション展開等について解説し、今後を展望していく!

★可視光全波長域での反射を防止すること、角度依存性が少ないことが特徴のモスアイ型反射防止フィルムの特徴と作成技術について解説!

★シリカナノ粒子を用いた単層反射防止膜、超親水膜の検討例を紹介!

講座担当:枩西 洋佑

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 光学機能性材料のトレンド、反射防止膜の重要性と今後の展望

【時間】 11:00-12:15

【講師】株式会社FT-Net 取締役 青崎 耕 氏

【講演主旨】

 光学機能性材料及びフィルムについて技術の基礎を把握したうえで,特に反射防止フィルムの技術動向・アプリケーション展開等について解説し,今後を展望する。

【プログラム】

1.光学機能性材料のトレンド
 1.1 光学フィルムを構成するフォトニクスポリマー
  1.1.1 光学機能とフォトニクスポリマーの分類
     (PMMA,PC,PET,TACなどに加えて,透明PIや全フッ素樹脂などの新材料を紹介)
  1.1.2 フッ素系フォトニクスポリマーの活用
     (反射防止加工剤,指紋除去剤,インクジェット用バンク材,メタル配線形成材 など)
 1.2 ディスプレイ光学フィルムの基礎と市場
  1.2.1 ディスプレイ及び光学フィルムの変遷
  1.2.2 ディスプレイ光学フィルムの種類・機能と市場動向
  1.2.3 ディスプレイ光学フィルムの原理・特徴(個別紹介)
     (反射防止フィルム(反射率,反射色調),偏光板(直線・円・楕円),
      ナノリンプリント(ワイヤーグリッドなど),輝度向上フィルム,
      複屈折制御フィルム,量子ドット,など)
2.反射防止膜の重要性と今後の展望
 2.1 車載用ディスプレイにおける反射防止
 2.2 有機ELディスプレイにおける反射防止
   (円偏光フィルム方式,カラーフィルター方式)
 2.3 反射防止膜の今後の動向
   (新規な膜材料,モスアイ反射防止,など)
【質疑応答】

【第2講】 蛾の眼を模倣した高性能反射防止フィルムの開発

【時間】 13:00-14:15

【講師】三菱ケミカル株式会社 R&D フェロー 魚津 吉弘 氏

【講演主旨】

 モスアイ型反射防止フィルムは蛾の目を模倣したバイオミメティクス材料であり、表面に微小突起構造を形成したフィルムである。その特徴は可視光全波長域での反射を防止すること並びに角度依存性が少ないことがあげられる。その構造の作製はナノインプリントによって行われ、そのナノインプリントの金型は従来リソグラフィなどのトップダウンの方式で作製されており、小面積でしかも大変高価な金型が用いられていた。本講のポイントは安価に大面積で作製が可能な、アルミニウムを陽極酸化する際に自己組織的に形成されるアルミナナノホールアレイを活用したことである。大面積でしかも曲面にも形成できるという特徴を活かし、大型ロール金型を作製し、ロールツーロールによるモスアイフィルムの連続賦形技術を確立した。

【プログラム】

1.従来の反射防止フィルム

2.モスアイ構造と従来の製造技術

3.ポーラスアルミナを用いたモスアイ金型とナノインプリントによるモスアイ構造の作製技術

4.モスアイ型反射防止フィルムの光学特性

5.モスアイ型反射防止フィルムのその他の特性

【質疑応答】


【キーワード】

バイオミメティクス、蛾の眼(モスアイ)、反射防止、ナノインプリント、自己組織化、ロールツーロール

【講演ポイント】

本技術内容は、バイオミメティクス、ナノインプリント、自己組織化といった最先端の技術を融合した結果構築できたものである。

一つ一つの技術領域自体も非常に興味深いものではあるが、それらの技術をどのように融合してきたかも関心を持っていただけるものかと思います。自己組織化の研究から、本技術の構築に結び付けた道筋なども開設できればと考えている。

【習得できる知識】

・バイオミメティクスの動向

・ナノインプリント技術

・自己組織化(ボトムアッププロセス)

・モスアイフィルムの適用領域


【第3講】 シリカナノ粒子を用いた反射防止・防汚技術

【時間】 14:30-15:45

【講師】DIC株式会社 R&D統括本部 アドバンストマテリアル開発センター NEプロジェクト / マネジャー 田淵 穣 氏

【講演主旨】

 地球上に豊富に存在する元素で構成されるシリカは、安価で安定な、工業的に重要な物質である。シリカの低屈折率を利用して反射防止膜、親水性を利用して超親水膜が得られる。

 各種ディスプレイやレンズなどに用いられる反射防止膜の作製方法には、スパッタや蒸着などによるドライコート法と、組成液の塗布によるウェットコート法がある。前者は光学特性、膜の強度に優れるが、真空系での作製であるため作製が高コスト、大面積への展開が困難である。一方、後者は、光学特性、強度はドライコート法には及ばないものの、大面積に作製でき、真空設備も不要なので安価に作製できる。シリカは低屈折率(n=1.46)、物理的・化学的に安定であるため、塗布型反射防止膜によく用いられる。

 汚れを付きにくく、または除去しやすくするには、①撥水撥油膜②超親水膜③親油膜のいずれかを設けることが有効である。一般的なシリカは親水性であり、これを主成分とした塗布液を用いて超親水膜が作製できる。

 本講習会ではシリカナノ粒子を用いた単層反射防止膜、超親水膜の検討例について述べる。

【プログラム】

1.シリカナノ粒子

2.反射防止膜

 2-1 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の作製

 2-2 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の反射防止膜への展開

3.超親水膜

 3-1 超親水膜の特長

 3-2 シリカナノ粒子を用いた超親水膜の作製

【質疑応答】


【キーワード】

シリカ 反射防止 超親水 防汚 ナノ粒子 ゾルゲル 湿式 コーティング 塗布

【講演ポイント】

シリカの有する物性や粒子表面の状態を利用した応用例について紹介いたします。シリカナノ粒子の扱いについての基本的な考え方についても述べますので、聴講者の皆様の今後の研究・開発の一助となれば幸いです。

【習得できる知識】

シリカについての基礎知識

反射防止の考え方

超親水膜の考え方


【第4講】 ディスプレイの反射防止技術と応用展開

【時間】 16:00-17:15

【講師】元ホシデン株式会社 表示部品生産統括部 統括部長 滝川 満 氏

【講演主旨】

 CASE時代において、車載におけるディスプレイの重要性は益々高まっている。従来のナビゲーションやエンターテイメントのみならず、自動車全体の操作に関わる機能も、ディスプレイを通じてコントロールされるようになってきている。自動車内においては、環境変化による外光がディスプレイの視認性に大きく影響するため、それらを考慮した反射特性を含めた光学設計が重要となる。本講座においては、ディスプレイへの要求事項からその実現に向けた取り組みについて基本的な内容を説明していく。

【プログラム】

1.自動車の動向

 1-1 CASEとは?

 1-2 ハイブリッド、EV、燃料電池について

2.車載ディスプレイの現状

 2-1 各地域の状況

 2-2 サプライチェーンについて

3.車載ディスプレイの要求事項

 3-1 車載ディスプレイの用途

 3-2 車載ディスプレイの要求事項

 3-3 光学特性の要求事項

4.光学特性の実現について

 4-1 各方式の現状について

 4-2 車載ディスプレイの構造

 4-3 光学設計について

5.キーパーツ、キープロセスについて

 5-1 各部品の状況

 5-2 カバーパネルについて

 5-3 ボンディング技術について

【質疑応答】


【キーワード】

CASE、車載ディスプレイ、車載ディスプレイ光学特性、車載ディスプレイ光学設計、車載ディスプレイ反射特性、車載ディスプレイ用フィルム、車載ディスプレイ用カバーパネル、オプティカルボンディング

【講演ポイント】

30年来に渡り、世界の車載用ディスプレイに取り組んできた経歴から、業界の現状や要求の背景等、俯瞰的にとらえ、技術的な内容だけでなく、業界動向等、分かりやすく初心者にも説明することが可能。

【習得できる知識】

CASEに向けた車載ディスプレイの動向や要求事項

車載ディスプレイの業界動向や現状

車載ディスプレイの基本的な技術事項

車載ディスプレイのトレンド


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