ゲル粘着剤・低皮膚刺激粘着剤を目指して ~開発のイロハの実践編まで~
★2025年3月28日:会場開講【(元)日東メディカル株式会社・東洋化学株式会社/(現)メディカルテープ研究所:山本氏】医療用粘着テープの開発に長く携わる専門家が、ゲル粘着剤の開発プロセスと市場動向について詳しく解説する講座です。
■本講座の注目ポイント※こちらは会場開催となります(名刺交換&お弁当付き!)
※参加者が抱える課題や議論も交えて、対面で楽しく解説します
①医療用粘着テープの基礎から詳しく説明します
②皮膚刺激を抑える工夫、ゲル化粘着剤の開発や市場開発に焦点を当てて解説します
③医療分野の応用例についても事例を紹介します
- メディカルテープ研究所 代表 山本 敏幸 氏
●1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※上記の料金は昼食代込みになります
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、会場での開催になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】メディカルテープ研究所 代表 山本 敏幸 氏
【講演主旨】
粘着剤技術はニッチな高分子化学の応用の分野です。しかし、この技術から生まれた製品や部材は日用品・医療用品・医薬品・化粧品・電子材料や・表示材料・自動車産業・建材などきわめて多くの分野で使われています。粘着剤について、基礎的な要素を学び多くの分野の製品開発に活かして行くことができるのです。
私は医療分野に関わってきましたので、医療用の粘着剤の基礎・いろはをわかりやすく説明し、デモンストレーションを取り入れながら説明します。
特に『皮膚刺激を抑える工夫を基本にしたゲル化粘着剤の開発や市場開発』について詳しく説明します。その応用事例や化粧品分野への応用の可能性についてお話します。粘着テープはシートであるが故の制限がありますが、そのシートである故の特徴も出てきます。この特徴を活かして、新たな用途の製品開発のヒントを一緒に考えて見たいと思います。
【講演者について】
化学を学び、生物学、特に細胞遺伝学を研究してきた背景があります。生体の成り立ちを理解し、医学的視点を取り入れつつ、日東電工でテープ開発の技術を学んできたことを応用して、いろいろな医療上のトラブルの解消に寄与する製品開発を行い、更にはそれを病院に届け、専門ナースや医師と議論してきました。これらの知見を活かしながら、本講演では粘着剤のいろはから応用まで、開発事例を通して皆様のお役に立てるようお話しします。
長い開発期間中に、3回モノづくり大賞(経済産業省関係)の受賞を受けました。そのうち2回は近畿経済産業局のモノづくり新撰の認定です。最近では近畿経済産業局モノづくり新撰2023の認定を受けた新製品の紹介もさせて頂きます。粘着テープ技術から、このような新たな製品を生み出してきたそのエッセンスを紹介します。
【習得できる知識】
①工業用製品と医療用製品の違い
②医療用粘着剤とその応用製品
③医療用の製品にするために必要な条件
④皮膚刺激を減らす特に具体的な方法-ゲル化粘着剤について
【講演キーワード】
粘着テープ、低皮膚刺激、かぶれ、かぶれないテープ、ゲル粘着剤、ゲル化剤、肌荒れ、皮膚再生、創傷治癒、傷、絆創膏、創傷ドレッシング、医療用テープ、テープの技術
【プログラム】
はじめに ご挨拶
1.医療用粘着テープの基礎(なぜ粘着剤は接着するのか)
1-1 医療用テープの構成
1-2 粘着剤の種類と一般的特性 (医療の分野)
1-3 皮膚への接着とSUS板への接着の違い
2.医療用粘着剤とは(工業用製品との違い)
3.医療用テープと皮膚刺激
3-1 なぜテープを貼ると皮膚がかぶれるのか
3-2 皮膚刺激の原因について
3-3 解決の方法
4.ゲル型粘着剤による低皮膚刺激製品開発コンセプトと開発プロセス
4-1 市場は何を求めていたか ~若干の市場サーベイ
4-1-1 皮膚かぶれの発生頻度はどの程度か
4-1-2 どのような診療科・使用シーンで発生しているか
4-2 製品コンセプト
4-2-1 用途や特性の狙い
4-2-2 皮膚刺激の原因の内何を狙って対策するか
4-2-3 対策する課題と方法は
4-2-4 特性の品質仕様への転換(イメージ的)
4-3 開発上の重要ポイント
4-3-1 皮膚刺激の原因を解消する方法
4-3-2 角質を剥がさない粘着剤とは
4-3-3 粘着剤のゲル化方法に関して
4-3-4 ゲル化粘着剤は角質を剥がさないか? 検証
4-3-5 角質剥離が少ないと皮膚刺激が少ないか 検証
4-3-6 ゲル化粘着剤の実用的特性 皮膚接着性の皮膚刺激低減とのバランス
4-3-7 ゲル化粘着剤の剥離力と剝離時の痛さ
4-3-8 ターゲットの絞り込み:ゲル化粘着剤は万能ではない 強接着・強固定の分野は捨てる
4-4 市場開拓上の工夫 新たな概念の製品を認知してもらうことが重要
4-4-1 今までと違った特性の商品であると印象付ける 商品名の工夫
4-4-2 特性の違いをビジュアルにでモンストらレーションする工夫
4-4-3 臨床使用でのレポートを書いてもらう ターゲット分野での使用経験レポート投稿
4-4-4 Skin Care 専門ナースに使ってもらう WOCナースの勉強会で紹介してもらう
4-4-5 各地で勉強会開催
4-5-6 学会 褥瘡学会、看護学会その他 展示と
4-5-7 ミッショナリーセールス 宣教師的 地を這う営業
5.水蒸気透過性と皮膚かぶれに関して(開発事例)
5-1 水蒸気透過性と皮膚刺激の関係
5-2 水蒸気透過性を向上させた製品開発事例
6.ゲル粘着剤の他の製品への展開
6-1 1つの技術ができれば、他の製品への展開が可能になる
6-2 展開の事例
6-2-1 医家向け分野など
6-2-2 アトピーの肌荒れ保護材「肌レーヌ」への展開
7.テープ技術の医療分野の応用例 <参入の可能性検討>
7-1 化粧品分野・医療機器分野・創傷被覆材
7-2 ウエアラブルDeviceの固定など
8.まとめ&質疑応答
アクセスマップ
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