ハプティクス(力触覚)の科学と技術、インタフェースを開発する基礎原理と応用
~医療・情報通信・VR/ARにおける事例紹介~
★2025年6月17日開講。【大阪大学・准教授:吉元氏】に、電子デバイスに搭載されている触覚技術について、原理から計測・設計方法について解説いただきます
当日参加できない方は、希望日にアーカイブ視聴可能です。
【習得できる知識】ハプティクスは、「実際にモノに触れているような感触」をフィードバックする技術です。
①ハプティクスに関する基礎から応用まで体系的な知識
②触覚センシングおよび触覚ディスプレイの最新技術とその展望
③ハプティックインタフェースの利用・開発の際に知っておくべきノウハウ
- 大阪大学 大学院工学研究科 准教授 吉元 俊輔 氏
●1名様 :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』をご記入ください
【時間】 10:30-16:30
【講師】大阪大学 大学院工学研究科 准教授 吉元 俊輔 氏
【講演主旨】
近年、機器の遠隔操作における感覚伝送や、バーチャルリアリティにおける触感再現、装具の触覚フィードバック機能など、力触覚情報の提示に関する技術に注目が集まっています。また、素材や製品の質感評価、医療・福祉分野におけるパフォーマンス解析、直感的な操作が可能なタッチインタフェースなど、力触覚情報の計測に関する技術への要求も高まっています。このようなハプティクス技術は、複雑な人の知覚特性の理解や高度なデバイスの製造方法が不可欠です。
本講義では、力触覚の科学、力触覚情報の計測と提示に関する技術および最新の研究、それらの応用を紹介するとともに、新たにハプティックインタフェースを開発するために必要な実践的知識からその活用まで、講師のこれまでの開発経験に基づいてわかりやすく解説します。さらに最新の研究動向に基づき今後の展望を議論します。
【講演のポイント】
以下の方々に向けた講演となっております。
①人の触覚機能に関する基礎知識や、工学応用について興味のある方
②触覚センサや触感評価に関する基礎技術から応用まで体系的に知識を得たい方
③触覚インタフェースやその応用システムの開発や企画に関わる方
④ロボット、インタフェース、バーチャルリアリティ、リハビリ器具などの開発や企画に関わる方
⑤産業、医療、福祉、娯楽などの分野で触覚インタフェースの応用に関心のある方
⑥人工知能の新たな活用対象を検討されている方
⑦ハプティックインタフェースの開発に関わっている方
【習得できる知識】
①ハプティクスに関する基礎から応用まで体系的な知識
②触覚センシングおよび触覚ディスプレイの最新技術とその展望
③ハプティックインタフェースの利用・開発の際に知っておくべきノウハウ
【講演キーワード】
感覚機能、触感、感性、ハプティクス、AI、インタフェース、VR、ロボティクス、遠隔操作、技能、センサ・アクチュエータ
【プログラム】
1. 触覚情報の計測と提示の概要
1) 背景(触覚情報を「計る」「伝える」意義)
2) 触覚計測と提示の応用
a) 触覚機能の定量化と機器評価への応用
b) 遠隔操作・触感伝送への応用
c) 医療・福祉応用
2. 触覚の科学と工学
1) ヒトの触覚
a) 皮膚・筋骨格と感覚受容器
b) 触覚の知覚特性・脳機能
2) 触覚に関する物理モデリング
a) 力触覚に関わる物理量
b) 力の大きさと体感
3. 力触覚情報の計測・評価技術
1) 触覚センサの種類・原理とその特徴
2) 対象の物性(硬さ・表面状態)を測る
3) 触に伴う現象(接触・振動・力・滑り)を測る
4) ヒトの触感を測る
a) 感覚の評価方法
b) 心理学実験の基礎
c) 心理測定関数を用いた解析
d) 評定法と因子分析の具体的事例
4. 力触覚情報の提示技術
1) 力覚ディスプレイの原理とその特徴
2) 触覚ディスプレイの原理とその特徴
3) アクチュエータの種類・原理とその特徴
a) 電磁アクチュエータを用いた刺激
b) 空気圧アクチュエータを用いた刺激
c) 超音波を用いた刺激
d) 電気刺激
e) 熱刺激
4) 与えられる感覚とその提示手法・使用範囲
a) 力覚の提示
b) 振動・摩擦感覚の提示
c) 硬軟感覚の提示
d) 温度感覚の提示
e) その他の触感提示手法
5) クロスモーダル知覚
6) 空中ハプティクス技術
7) 触覚ディスプレイ設計のポイントと課題
a) 触覚ディスプレイの評価方法
b) デバイス構造上の制約
c) 触覚刺激の規格化と安全設計
5. ハプティックインタフェースの最先端
1) VRにおける触感再現
2) 人工知能のハプティクスへの応用展開
3) フレキシブルエレクトロニクスとハプティクス技術
4) 触覚センサの応用事例
【質疑応答】
※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』をご記入ください