LIVE配信・WEBセミナー
開催日時 2026年10月15日(木) 10:30-16:30
受講料 1名55,000円(税込)より
★2026年10月15日WEBでオンライン開講。【新潟大学 戸田氏】が、【蛍光体の材料設計・合成技術と、酸化物・窒化物・量子ドット等の開発動向、次世代光機能デバイスへの応用展開】について解説する講座です。
■注目ポイント
★蛍光体の基礎から、発光原理や材料設計、合成手法について学ぶ講座です。酸化物・窒化物・フッ化物などの無機蛍光体から量子ドットまで、各種発光材料の特徴や開発動向を解説するとともに、ディスプレイ・レーザ・太陽電池・植物工場など、次世代光機能デバイスへの応用展開までを幅広く理解できる内容となっています。
01 新潟大学 戸田 健司 氏
10:30-16:30
第1講
講 師
新潟大学 研究推進機構 / 研究教授 戸田 健司 氏
【講演主旨】
蛍光体とは、ルミネセンスにより発光する材料である。
ルミネセンスとは、熱放射とは異なり、外部エネルギーによって励起された状態からの遷移に伴う発光現象を指す。一般に蛍光体は、光や電子線などにより励起され発光する受動的な材料を意味するが、広義にはLEDや有機ELのような発光デバイスも含めて議論される場合がある。
近年、ディスプレイや照明、エネルギー、バイオなど応用分野の拡大に伴い、蛍光体材料は窒化物、酸化物、フッ化物、量子ドットなど多岐にわたっている。
また、量子効率、熱安定性、コストといった評価指標も多様化しており、さらに企業機密の影響もあることから、分野全体を統一的に俯瞰することは容易ではない。
本講演では、各メーカにおける実用材料をはじめ、各種新規蛍光体とそのデバイス応用について解説する。
特に、発光波長制御や高輝度化といった材料開発の動向に加え、太陽電池用波長変換膜や植物工場用光源などの新規用途についても取り上げる。さらに、蛍光体産業の市場動向および将来の成長性についても議論する。
【プログラム】
1, 蛍光体の基礎的な知識と分子設計の手法
1-1, 蛍光体の歴史
1-1-1, 世界最古の蛍光体は日本人が開発した夜光塗料であった
1-1-2, 文豪ゲーテは蛍光体研究者であった
1-2, どのような蛍光体母体を選ぶか
1-2-1, 発光におけるルミネセンスの原理
1-2-1-2発光イオン(不純物)型蛍光体と半導体(自発光)型蛍光体
1-2-2, 窒化物、フッ化物、酸化物、半導体量子ドット蛍光体のバンドギャップ
1-2-3, ノーベル賞で脚光を浴びた量子ドットだが、蛍光体の本流にならない理由
1-2-4, ペロブスカイト量子ドットは従来の量子ドットと何が違うか?組成で発光を制御する
1-3, 光ルミネセンスにおける発光イオンの選択
1-3-1, 希土類(レアアース)と遷移金属の発光 d-d遷移、d-f遷移、f-f遷移
1-3-2, 希土類の最新ニュース 希土類問題は重希土類問題、LED用蛍光体には追い風となる
1-3-2-1, ウクライナに希土類はない。希土類のCeは余り過ぎて大暴落の危機
1-3-3, Eu2+やCe3+を青色励起で黄色、赤色に発光させるための新しい設計概念 対称性制御の提案
1-3-4, 蛍光体設計に必要な結晶学を簡単に理解する
1-3-5, バンド理論に基づく新しい熱消光理論、次世代のレーザ励起用蛍光体で重要な考え方
1-3-6, 蛍光体における発光スペクトルの形についての理解 バックライトは狭く、照明は広い方が良いというのは誤り
1-3-7, DOEの勧告に基づきナローバンド (狭帯域発光) 化が主流に!
1-3-8, 白色LED中の青色光が危険という大嘘 ブルーカットには意味がない
1-3-9, ナノアンテナで蛍光体をより明るく!なにが難しい?
2, 実用のLED蛍光体に関する実際の評価
2-1, 酸化物蛍光体 現在でも主流の酸化物黄色蛍光体
2-2, (酸)窒化物蛍光体 重要性は高いが伸び悩みの理由
2-3, フッ化物蛍光体 ディスプレイ用蛍光体では主流に
2-4, 量子ドット蛍光体 InPしか実用化されていない理由
3, 蛍光体の市場と開発動向
3-1, 蛍光体マーケットの見積もりと将来展望
3-2, 世界における蛍光体企業および研究者
3-2-1, 実はよく知られていない世界の蛍光体企業と研究状況
3-2-2, その他の最新情報
3-2-2-1, 台湾の蛍光体メーカ、サムスンの蛍光体内製中止と蛍光体事業を引き継いだ会社
4, 注目される新しい分野
4-1, 新規合成法による世界で最も明るい蓄光蛍光体の実現
4-2, レーザ照明やレーザプロジェクタに向けての単結晶や焼結体の利用
4-2-1, Phosphor in Glass 車載で実用化
4-2-2, セラミックスプレート Cold sintering等の焼成技術の進歩
4-2-2-1, 低温での高密度化とコンポジットの実現
4-2-3, 単結晶 価格と偏析が問題
4-3, 太陽電池用波長変換膜
4-3-1, 太陽電池用波長変換膜がなぜ必要か?波長のミスマッチ
4-3-2, 散乱を低減する蛍光ナノ粒子の必要性とコストの要求
4-3-3, 市場の予測
4-3-4, 太陽電池用波長変換膜とペロブスカイト太陽電池の合成に適した低温合成法であるWASSR法
4-4, 植物工場用波長変換膜
4-4-1, 植物に必要な赤色は人とは異なる 660 nmの深赤色に根拠はあるか?
4-4-2, なぜ赤色LEDではだめなのか?なぜ蛍光体を使うのか?
4-4-3, レタスを作るだけでは未来はない!なぜ皆レタスを作るのか?
4-4-4, 医療用大麻は世界で市場がある!が、その大きな問題点は
4-5, ディスプレイ用の蛍光体
4-5-1, フッ酸を用いない安全なフッ化物蛍光体の合成法 最新の情報
4-5-2, マイクロLEDへの中継ぎとしてのミニLEDは?
4-5-3, マイクロLEDでも蛍光体は用いられる
4-5-4, 当面のマイクロLED用の蛍光体は量子ドットではなく既存蛍光体の微細化
4-6, 紫外線を発する蛍光体
4-6-1, 水処理の大きな市場 水銀灯は使えなくなる
4-6-2, 公衆衛生対策対策で利用できる?紫外線発光蛍光体の開発状況について
4-7, 顔料と蛍光体の類似性
4-7-1, コバルトブルー(青)と酸化チタン(白)に関する発癌性での規制情報
4-7-2, 優環境・低コストのマンガンで顔料と蛍光体を作ろう!
4-7-3, 酸化チタンに替わる化粧品、紫外線防止用途 三原色蛍光体で白色に輝く顔料に!
4-8, その他の最新情報
4-8-1, バイオ関連の発光材料の用途は?
4-8-2, 偽造防止用蛍光体のマーケットサイズは?
質疑応答
【習得できる知識】
・実際に使える技術として、蛍光体の設計および蛍光体の合成法を理解できるようにします。
・蛍光体分野の市場性とその将来展開を解説します。
| セミナー番号 | S261069 |
|---|---|
| セミナー名 | 蛍光体・光デバイス |
| 講師名 | 新潟大学 研究推進機構 / 研究教授 戸田 健司 氏 |
| 開催日時 | 2026年10月15日(木) 10:30〜16:30 |
| 会場 | ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です |
| 受講料 | 【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む) |
| 定員 | 30名 |
| 備考 | 定員:30名 キャンセルポリシー・特定商取引法はこちら |