【 LIVE配信・WEBセミナー】

リチウムイオン電池におけるドライプロセス化動向と材料技術

~スラリーを使用しない電極作製プロセスと設計・バインダーの在り方とは~

★2024年3月26日WEBオンライン開講。 東京都立大学  棟方先生、元アルケマ 元クレハ コンサルタント 鈴木様、ダイキン工業 寺田様の3名講師からリチウムイオン電池におけるドライプロセス化動向と材料技術のテーマをもとに解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

★スラリーを使用しない電極作製プロセスや固体電解質の適用による電池の全固体化といった具体例を示しながら、電池の設計におけるドライ化技術の有効性や展望を解説!対応するバインダーの話題も含め解説する。

セミナー番号
S240303
セミナー名
リチウムイオン電池ドライプロセス
講師名
  • 第1部  東京都立大学  都市環境学部 環境応用化学科 都市環境科学研究科 環境応用化学域 助教  棟方 裕一  氏
  • 第2部  株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング  代表取締役社長  鈴木 孝典 氏
  • 第3部  ダイキン工業株式会社  化学事業部 商品開発部 電池材料チーム   寺田 純平 氏
開催日
2024年03月26日(火) 13:00-17:05
会場名
※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料(税込)

【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

詳細

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。



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【【本セミナーの主題および状況  本講座の注目ポイント】】

■本セミナーの主題および状況

★環境にやさしい工法としてドライプロセスが注目されており、米テスラなどもこの工法を採用した電池を採用しているという面から注目度が高まっている「ドライ電極」。


■本講座の注目ポイント

★25年以上リチウムイオン電池材料に関わってきた、電池関連分野の広範囲に渡る解説が可能な講師によるご講演!

★正負極活物質、セパレータ、電解液、導電助剤、集電箔などの電池材料と密接に関連して使用されるバインダーについて解説しながら、更に次世代電池のバインダーをどのように考えるかについて説明!

★新聞等を賑わせているドライプロセスについても解説!


講座担当:青木良憲


≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫


【第1講】 リチウム二次電池の高性能化とドライ化技術の進展

【時間】 13:00-14:15

【講師】東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 都市環境科学研究科 環境応用化学域 助教 棟方 裕一  氏

【講演主旨】

 リチウム二次電池の用途は、従来の小型電子機器から電気自動車に代表される大型の機器へ展開されている。それに伴って、二酸化炭素の排出量削減を担う環境デバイスとしての役割が大きくなり、製造プロセスを含めた設計の見直しが図られている。溶媒の使用量を減らす、あるいは全く使用しないドライ化は、今後の電池設計の中核を成すキー技術として注目されている。本講演では、スラリーを使用しない電極作製プロセスや固体電解質の適用による電池の全固体化といった具体例を示しながら、電池の設計におけるドライ化技術の有効性や展望を解説する。


【講演キーワード】
ライフサイクルアセスメント、ドライ化技術、固体電解質、全固体電池


【習得できる知識】
リチウム二次電池の基礎、環境デバイスとしてのリチウム二次電池の役割、求められる特性、材料、プロセスのドライ化の重要性、全固体電池に関する知識(設計と応用)


【講演のポイント】
材料やプロセスのドライ化によるリチウム二次電池の性能向上や製造上の環境負荷の低減を詳しく解説。アカデミアの視点だけでなく、実プロセスとしての課題にも言及。

【プログラム】

1.リチウム二次電池の基礎
 1-1 構成部材と機能
 1-2 充放電反応
 1-3 電解質のドライ化とエネルギー密度、入出力特性
2.環境デバイスとしてのリチウム二次電池
 2-1 自動車の電動化
 2-2 電池のライフサイクルアセスメント
 2-3 電池作製工程のドライ化と二酸化炭素排出量の削減
3.リチウム二次電池の全固体化
 3-1 固体電解質と全固体化のメリット
 3-2 界面設計の重要性
 3-3 構造化技術
 3-4 全固体の特徴を活かした用途展開
4.まとめ
【質疑応答】

【第2講】 リチウムイオン電池におけるドライプロセス、および 次世代電池への将来展望

【時間】 14:30-15:45

【講師】株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役社長 鈴木 孝典 氏

【講演主旨】

 昨今、電池業界で注目を集めている技術の一つが「ドライプロセス」と呼ばれる物です。何故ドライプロセスが注目されるのかという理由をご説明したいと思います。また、このドライプロセスのキーになる材料がバインダーです。塗工(ウエットプロセス)がドライプロセスに変わる事で、バインダーの何か変わってくるか、何が変わらないかについての解説とともに次世代電池との関わりも説明させて頂きます。

(内容更新 3月15日)

【キーワード】
バインダー、リチウムイオン電池、PVDF、SBR、CMC、全固体電池、半固体電池、リチウム硫黄電池、金属硫黄電池、リチウム空気電池、金属空気電池、ナトリウムイオン電池、リチウム金属負極、ウエットプロセス、ドライプロセス、硫黄系固体電解質、酸化物系固体電解質、樹脂系固体電解質、次世代二次電池、シリコン負極、Si系負極


【講演のポイント】
25年以上リチウムイオン電池材料に関わってきました。専門はバインダーですが、バインダーという材料は「他の主材料と一緒に使われる」という特長があり、電池そのものおよび、各電池材料の知見を有しています。最新電池動向にも注目しており、電池関連分野の広範囲に渡る解説が可能です。


【習得できる知識】
リチウムイオン電池及におけるドライプロセス概要。ウエットプロセス、ドライプロセスでのバインダーの違いについての知識。次世代二次電池との関係。

【プログラム】

(内容更新 3月15日)

1.リチウムイオン電池の電極
 1-1 LiBは何で出来ているか?
 1-2 現行LiBのセル製造プロセス
2.ウエットプロセス
 2-1 ウエットプロセスの概要
 2-2 ウエットプロセスの長所・短所
3.ドライプロセス
 3-1 ドライプロセスの種類
 3-2 なぜドライプロセスなのか?
 3-3 パナソニック4680電池の負極
 3-4 クレイ電池
4.次世代二次電池との関係
 4-1 次世代二次電池とバインダー、ドライプロセス
 4-2 バインダー材料からのアプローチ
【質疑応答】

【第3講】 ドライプロセスに関するダイキン工業の取り組み

【時間】 15:50-17:05

【講師】ダイキン工業株式会社 化学事業部 商品開発部 電池材料チーム  寺田 純平 氏

【講演主旨】

 電極製造の現行プロセスは、スラリーの塗工乾燥、溶剤回収工程が必要である。一方、ドライプロセスは、溶剤を用いず環境に優しい方式であり、開発が活発に行われている。このプロセスに適したバインダー開発に向けた当社での取り組みについて報告する。


【キーワード】
ドライプロセス、ドライコーティング、電極製造、リチウムイオン電池、バインダー


【講演のポイント】
昨今注目されているドライプロセスについてバインダーという観点を中心にご説明いたします。


【習得できる知識】
電極製造概要。ウェットプロセスとドライプロセスの違いなど。ドライプロセスに用いられるバインダーについての知識。

【プログラム】

1.ドライプロセスとは

2.ドライプロセスのメリット

3.ダイキン工業でのドライプロセス開発

4.PTFEについて

 4.1 一般特性

 4.2 フィブリル化特性

 4.3 PTFEパウダー特性

5.PTFEを用いたドライプロセス工程  

 5.1 混錬工程

 5.2 シート化工程

 5.3 貼合工程

 【質疑応答】


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