ペロブスカイト太陽電池の発電・変換効率向上に向けた透明導電膜・透明電極の開発動向と成膜技術および評価
★2025年1月20日WEBでオンライン開講。。第一人者の岐阜大学 傍島氏、桐蔭横浜大学 池上氏、ジオマテック株式会社 伊東氏、元ホシデン株式会社 滝川氏が、ペロブスカイト太陽電池の発電・変換効率向上に向けた透明導電膜・透明電極の開発動向と成膜技術および評価について解説する講座です。
■注目ポイント
★ペロブスカイト太陽電池の事業化を進めてきた講師が「ペロブスカイト太陽電池の透明電極の要求・特性と成膜」について解説!
- 第1部 岐阜大学 工学部電気電子・情報工学科 / 准教授 傍島 靖 氏
- 第2部 桐蔭横浜大学 医用工学部 教授 池上 和志 氏
- 第3部 ジオマテック株式会社 執行役員 兼 CTO・製造技術部長 伊東 孝洋 氏
- 第4部 元ホシデン株式会社 表示部品生産統括部 統括部長 滝川 満 氏
【1名の場合】60,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★透明導電膜はこれまでFPDや太陽電池の分野を中心に、産業応用上重要な材料として広く研究開発されてきました。
★ペロブスカイト太陽電池は、既存のシリコン型太陽電池に比べ、鉱物資源に依らず、また低温プロセスで製造可能であるため、真に環境対策となりうる次世代型太陽電池の本命と言われ、各国で開発が進んでおります。
■注目ポイント
★真空プロセスを用いたITO薄膜の成膜方法やその特性、活用事例を紹介!
★透明導電フィルムの熱圧着よる順構造フィルム型ペロブスカイト太陽電池の作製に向けた検証用セル設計と評価について紹介!
★太陽光の有効利用を目的とした長波長の光透過率が高いInTiOを用いた薄膜シリコンやPerovskite太陽電池への適用と適用に際しての膜作製法を紹介!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 各種太陽電池用透明導電膜材料In2O3:Tiの 熱耐性向獲得に関する研究
【時間】 11:15-12:00
【講師】岐阜大学 工学部電気電子・情報工学科 / 准教授 傍島 靖 氏
【講演主旨】
ペロブスカイト半導体を含め薄膜材料を用いた太陽電池では、各層の品質および界面の制御を念頭に作製条件の探究が行われている。本項では光入射量に直接影響する透明電極材料についての講演を行い、太陽光の有効利用を目的とした長波長の光透過率が高いInTiOを用いた、薄膜シリコンやPerovskite太陽電池への適用と、適用に際しての膜作製法の探究などについての講演を行う。
【プログラム】
・はじめに
・薄膜系材料における透明導電膜の適用要件
・実施例1 -薄膜シリコン太陽電池-
・実施例2 -ペロブスカイト太陽電池-
・まとめ
【キーワード】
ペロブスカイト太陽電池、透明電極、長波長透過、マグネトロンスパッタリング、高品質化技術、高温耐性
【第2講】 透明導電フィルムの熱圧着よる順構造フィルム型ペロブスカイト太陽電池の作製に向けた検証用セル設計と評価(仮題)
【時間】 13:00-14:15
【講師】桐蔭横浜大学 医用工学部 教授 池上 和志 氏
【講演主旨】
※現在講師の先生に最新のご講演主旨をご考案いただいております。完成次第本ページを更新いたします。
軽量かつ薄型のペロブスカイト太陽電池の製法のうち、ホール輸送層まで塗布した基板にITO-PENフィルムを直接圧着して電極を取り出す方法を検討してきた。しかし、従来法でITO-PENフィルムをUVオゾン処理した後、熱プレスで電極を圧着したセルの性能は、10mA/cm2以上の短絡電流値が期待できるセルでも0.5mA/cm2しかなく、さらなる改善が必要であった。そこで、本研究では、テストセルの構造を見直すとともに、ITO-PENフィルムの表面処理についても検討した。
【プログラム】
※現在講師の先生に最新のご講演プログラムをご考案いただいております。完成次第本ページを更新いたします。
【第3講】 ITO薄膜技術の特性と透明電極への適用(仮題)
【時間】 14:25-15:40
【講師】ジオマテック株式会社 執行役員 兼 CTO・製造技術部長 伊東 孝洋 氏
【講演主旨】
透明導電膜はこれまでFPDや太陽電池の分野を中心に、産業応用上重要な材料として広く研究開発されてきた。中でもITO薄膜はスマートフォンやタブレットPCといった情報端末の普及という観点から、今日の便利で豊かな情報社会の実現に大きく貢献した材料である。
本講演では真空プロセスを用いたITO薄膜の成膜方法やその特性、および活用事例を紹介する。
【プログラム】
1.PVD法によるITO薄膜の成膜方法
1.1 真空蒸着法
1.2 スパッタリング法
1.3 ITO薄膜成膜条件
2.ITO薄膜の諸特性
2.1 基板温度依存性
2.2 Sn濃度依存性
2.3 表面形態の制御
3.ITO薄膜の高機能化
3.1 高耐久透明導電膜
3.2 低抵抗透明導電膜
3.3 高抵抗透明導電膜
4.透明電極の活用事例
【質疑応答】
【キーワード】
真空成膜技術、スパッタリング法、ITO薄膜、透明導電膜、透明電極、液晶パネル、タッチパネル、有機EL、色素増感太陽電池、透明ヒーター
【講演のポイント】
ITO薄膜の成膜技術から各種物性について、詳細に解説します。
【習得できる知識】
・物理気相法(PVD法)による透明導電膜の成膜技術
・ITO薄膜の電気特性および光学特性
・ITO薄膜の表面形態
・ITO薄膜の耐久性
・ITO薄膜の高機能化
・透明電極の活用事例
【第4講】 ペロブスカイト太陽電池の開発・応用と透明電極
【時間】 15:50-17:05
【講師】元ホシデン株式会社 表示部品生産統括部 統括部長 滝川 満 氏
【講演主旨】
カーボンニュートラルの切り札として、化石燃料から再生可能エネルギーへの代替が進んでいるが、本講座で紹介するペロブスカイト太陽電池は、既存のシリコン型太陽電池に比べ、鉱物資源に依らず、また低温プロセスで製造可能であるため、真に環境対策となりうる次世代型太陽電池の本命と言われ、各国で開発が進んでいる。
本講座では、その性能及び特徴付けから、単なる屋外型ソーラーパネルとしてだけでなく、IoT機器・センサー用の電源モジュールの可能性について、紹介する。
【プログラム】
0. はじめに
1.太陽電池全般について
1-1 光電変換素子について
1-2 太陽電池の種類
1-3 ペロブスカイト太陽電池
2.ペロブスカイト太陽電池の特徴
2-1 ペロブスカイト構造
2-2 ペロブスカイト太陽電池の特徴
2-3 シリコン系太陽電池との比較
2-4 ペロブスカイト太陽電池の優位性と課題
3.ペロブスカイト太陽電池の透明電極
3-1 ペロブスカイト太陽電池の透明電極の要求・特性と成膜
3-2 ディスプレイ透明電極基材の活用
4.ペロブスカイト太陽電池のIoT機器・センサーへの電源モジュールとしての応用
4-1 ペロブスカイト太陽電池の応用
4-2 電源モジュールの回路構造
【質疑応答】
【キーワード】
ペロブスカイト太陽電池、有機太陽電池、透明電極、IoT機器、電源モジュール
【講演のポイント】
講演者は、ディスプレイ関連の事業に35年間一貫して取り組んできた。その中で光電素子としての太陽電池との親和性の高さから、そのポテンシャルに注目し、また事業化についても有機太陽電池から取り組んできて、ペロブスカイト太陽電池の事業化を進めてきた。