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PVC(塩化ビニル樹脂)の添加剤・配合技術と高機能化・環境対応
~安定剤・可塑剤・加工助剤の作用から環境規制・リサイクルへの対応まで~

開催日時 2026年10月29日(木) 13:00-17:30

受講料 1名60,500円(税込)より

セミナー内容

― PVCは添加剤でどう変わるのか。配合設計からリサイクルへの適用を学ぶ ―

 PVCの性能を引き出すうえで欠かせないのが、安定剤・可塑剤・加工助剤などの「添加剤」です。

 本講演会では、各添加剤がPVCにどのように作用し、性能や加工性を高めるのかを解説します。国内外の規制や環境対応・資源循環まで、これからのPVC開発に必要な技術と動向を学べます。

 (元)カネカ・(元)塩ビ工業環境協会の講師が市場・規制・技術動向を解説し、(株)ADEKAが安定剤・可塑剤による高機能化・環境対応を紹介します。さらに、ダウ・ケミカル日本(株)がアクリル系加工助剤による再生PVCのへのアプローチについて解説します。

【今回の登壇者】

  • 第1講:株式会社AndTech:一色 實 氏「PVCを取り巻く国内外の市場・規制・添加剤の最新動向 ~逆境に強いPVCの可能性~」
  • 第2講:株式会社ADEKA:仙石 忠士 氏「PVCの環境対応と高機能性を実現する安定剤・可塑剤の開発」
  • 第3講:ダウ・ケミカル日本株式会社:富田 俊輔 氏「PVCのリサイクルに貢献するアクリル系添加剤」

講師紹介

プログラム

13:00-14:30

第1講

PVCを取り巻く国内外の市場・規制・添加剤の最新動向 ~逆境に強いPVCの可能性~

講 師

株式会社AndTech 顧問/(元)カネカ化成事業部技術 研究統括部長/(元)塩ビ工業環境協会 広報部長 一色 實 氏

【プログラム】

 塩ビ系樹脂は生活基盤材料として、多様な用途と製品群を備えている。その特性を発現する樹脂設計・配合・加工での基礎と応用面での知見をこれまでの経験を交えて紹介する。

 特に、中東紛争に伴う原油不安などの原料問題や環境への負荷を減らす動きの中で、プラスチック全体への環境対応が問われ、PVCの競争力の源泉である耐久性やリサイクル性への関心が高まっている。一方で、PVCは安定剤や可塑剤などの多くの配合剤で成り立っていることから、それらの環境性能も含めて眺めていく必要がある。

 この講座は、PVCと配合剤の関わりを通じて、環境対応への国内外の市場環境の変化を理解し、その先の将来展望を描いて、環境ビジネスの可能性を描いて頂けるように、多くの事例紹介を通じて体得頂く機会としたい。


【講演のポイント】
 PVCと配合剤との関わりをモロフォロジー的に理解し、リサイクルからバイオまでの社会的ニーズに対応する技術のポイントを取得願う。その上で、新たな環境ビジネスへのステップを目指すことができる。

【習得できる知識】
 ・石油依存比率の低いPVC樹脂の位置づけとマテリアルリサイクル
 ・バイオ原料由来のPVC用可塑剤などの配合剤
 ・化学物質規制に絡んだ非鉛系安定剤の動向

【講演のキーワード】
 環境性能、環境ビジネス、バイオ原料、PVC配合剤、メカニズム、AI革新、バイオ可塑剤、非鉛安定剤、中国、インド

【章立て】

第1部:PVCの基礎と国内外の市場

 1. PVCの国内外での歴史と現状
  1-1 国内外の市場動向
  1-2 汎用PVCと特殊PVC
  1-3 他素材との比較によるPVCの特徴
 2. 汎用PVC
  2-1 PVC重合プロセスと処方
  2-2 硬質PVCと軟質PVC
  2-3 モロフォロジー的な視点での樹脂設計
  2-4 配合・加工でのモロフォロジー的挙動
 3. 特殊PVC
  3-1 特殊PVCの製品群と用途、市場
  3-2 日本の特殊PVCの強み

第2部:PVC配合剤の種類と環境性能

 1. 配合剤の種類と機能
  1-1 安定剤と滑剤の働きのメカニズム
  1-2 可塑剤の種類と可塑化のメカニズム
  1-3 改質剤の種類と機能
 2. 配合剤のブレンド・加工での挙動
  2-1 硬質PVC粒子の崩壊・ゲル化と配合剤
  2-2 軟質PVCの加工工程での均一可塑化
 3. 配合剤の環境性能
  3-1 鉛系と非鉛系安定剤の比較
  3-2 可塑剤と環境性能
  3-3 バイオ原料への動き
 4. 配合剤の化学物質規制
  4-1 PVC配合剤の欧州・米国規制
  4-2 日本の化学物質規制との関連

第3部:プラスチックリサイクルと環境対応動向

 1. プラスチックリサイクルの基礎
  1-1 マテリアルリサイクルとPVC
  1-2 PVC配合剤のリサイクルへの影響
 2. リサイクルの課題と環境規制動向
  2-1 プラスチック製品毎のリサイクルシステム
  2-2 PVC製品の環境負荷とその対策

第4部:市場環境変化と将来展望

 1. 環境対応の材料動向
  1-1 生分解性プラスチック
  1-2 バイオ原料・バイオプラスチック
  1-3 塩ビ系樹脂・可塑剤等配合剤での環境対応
 2. 市場環境変化とその影響
  2-1 中東紛争に伴う石油流通問題、中国・インドの市場変容などの影響と世界市場の予想
  2-2 SDGs、海洋プラスチック問題、温暖化防止の流れ
  2-3 AI革新に伴うリサイクル技術への活用
 3. 将来への布石
  3-1 PVCサプライチェーンの総合力に勝る日本の優位性と世界の位置付け
  3-2 環境ビジネスへの予兆と対応力

14:45-16:00

第2講

PVCの環境対応と高機能性を実現する安定剤・可塑剤の開発

講 師

株式会社ADEKA 安定剤開発室 主任研究員 仙石 忠士 氏

【プログラム】

 PVCは住宅資材、電線被覆材、車両内装材、ホース・チューブ、シート・フィルムなど硬質から軟質まで幅広い用途に使用されている。

 最終用途により重視される性能や成形加工法が異なるため要求に適した安定剤、可塑剤処方設定が必要となる。加えて近年では非重金属化やGHG排出量削減など環境に配慮した製品設計が求められている。安定剤は同じ用途であっても成形加工方法により処方が異なるなどブラックボックス的なイメージが持たれている。

 本講座では、PVC用安定剤・可塑剤の基本的な作用機構についてできる限りわかりやすく解説する。また、光安定剤によるPVC製品の耐候性向上(高寿命化)処方および環境配慮型バイオマス可塑剤についても紹介する。


【講演のポイント】
 当社はPVC用安定剤・可塑剤および各種プラスチック向け添加剤も取り扱う総合添加剤メーカーです。幅広い添加剤製品を取り扱っており、要求性能に適したソリューションを提案致します。

【習得できる知識】
 ・各種PVC用途における安定剤・可塑剤の役割と選定方法
 ・安定剤・可塑剤の作用機構
 ・安定剤・可塑剤による環境対応処方

【講演のキーワード】
 環境対応、耐候性向上、バイオマス可塑剤、安定剤・可塑剤の役割、PVCの高機能化


【章立て】

1. PVCの劣化と安定化 
 1-1 PVCの劣化機構
 1-2 PVCの安定化機構

2. PVC用安定剤 
 2-1 熱安定剤(主安定剤)
 2-2 安定化助剤の種類と安定化作用
 2-3 光安定剤による耐候性向上
 2-4 安定剤による環境対応

3. PVC用可塑剤 

 3-1 可塑剤の種類と用途
 3-2 可塑剤の作用機構
 3-3 環境配慮型可塑剤

16:15-17:30

第3講

PVCのリサイクルに貢献するアクリル系添加剤

講 師

ダウ・ケミカル日本株式会社 プラスチック添加剤事業部 富田 俊輔 氏

【プログラム】

 塩化ビニル(PVC)は窓枠やパイプ、継手、床材など身近な建築・建設資材に広く使われているが、その再生利用では、回収された材料の由来によって性質がばらつくことが大きな課題となる。

 本講座では、パイプ・窓枠(プロファイル)・混合という3種類の再生PVCを取り上げ、含まれる充填剤の量、溶けやすさ(融着挙動と溶融粘度)、衝撃強度、発泡のしやすさといった観点から、何がどう異なるのかを実測データで比較する。

 そのうえで、ごく少量のアクリル系添加剤——衝撃強度を補う耐衝撃改質剤(AIM)と、発泡や加工性を整える加工助剤(PA)——が失われた性能をどこまで回復できるかを紹介する。再生材を多く使用しながら品質を保つための、配合設計の考え方を習得できる内容である。


【講演のポイント】
 少量のアクリル系添加剤により、再生PVCの物性ばらつきを克服し、衝撃強度、加工性、発泡性能を回復させる方法を学ぶ。製品品質を損なうことなく、再生材の配合率を高めるための実践的な考え方を紹介する。

【習得できる知識】
 ・再生PVCの由来と組成が、充填剤含有量、融着挙動、溶融粘度、衝撃強度および発泡性に及ぼす影響を理解する。
 ・実測データを読み解き、再生パイプ材、再生窓枠材、混合再生PVCをバージンPVCと比較する。
 ・アクリル系耐衝撃改質剤および加工助剤が、耐衝撃性、溶融強度、加工性、発泡性能をどのように回復させるかを説明できる。
 ・製品品質と加工安定性を維持しながら再生材の配合率を高めるために、実践的な添加剤選定と配合設計の原則を適用する。
 ・適切なリサイクル材/回収経路の選び方を学ぶ。

【講演のキーワード】
 PVCリサイクル、使用済再生PVC(PCR PVC)、アクリル系加工助剤、アクリル系耐衝撃改質剤(AIM)、再生材高配合、融着挙動、溶解強度とレオロジーm衝撃強度の回復、PVC発砲押出、循環型経済


【章立て】

1. PVCリサイクルの背景と課題
 1-1 建材用途におけるPVCの利用と資源循環の動向
 1-2 使用済み再生PVC(PCR PVC)の回収経路と由来による違い
 1-3 再生材利用の課題―物性のばらつきと性能低下

2. 再生PVCの特性評価
 2-1 粉体特性と充填剤含有量
 2-2 融着挙動と溶融粘度―バージンPVCとの比較
 2-3 3種類の再生材(パイプ、窓枠、混合材)の物性マッピング

3. アクリル系添加剤による性能設計
 3-1 アクリル系耐衝撃改質剤(AIM):コアシェル構造と衝撃強度の回復
 3-2 加工助剤(PA):ダイスウェル、溶融強度および発泡密度の改善
 3-3 適用事例―異形押出/発泡成形/床材

4. 再生材高配合のための配合設計
 4-1 添加剤の選定と配合量の最適化
 4-2 機械的物性と加工性の両立
 4-3 まとめと今後の展望



※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※前日のお申込みでも対応させていただきます(1週間前までにご登録いただけると助かります)


2名目様からは一律・22,000円で受講できますので、是非、ご検討ください!

開催概要

セミナー番号 S2610524
セミナー名 PVCと添加剤
講師名 第1部 株式会社AndTech 顧問/(元)カネカ化成事業部技術 研究統括部長/(元)塩ビ工業環境協会 広報部長 一色 實 氏
第2部 株式会社ADEKA 安定剤開発室 主任研究員 仙石 忠士 氏
第3部 ダウ・ケミカル日本株式会社 プラスチック添加剤事業部 富田 俊輔 氏
開催日時 2026年10月29日(木) 13:00〜17:30
会場 ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料

●1名様  :60,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:22,000円(お一人につき)
 ※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません

定員 30名
備考

定員:30名

※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。

※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。

※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。

※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。

※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。

※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。

※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき22,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は22,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。

※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。


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