AI・ロボット・電子ラボノートの活用による自律自動実験の最新動向と研究・材料開発DXに向けた取り組み
★2026年9月28日WEBでオンライン開講。国立研究開発法人物質・材料研究機構 田村氏、奈良先端科学技術大学院大学 船津氏、オムロンサイニックエックス株式会社 高橋氏、株式会社QueeenB 根本氏が、【AI・ロボット・電子ラボノートの活用による自律自動実験の最新動向と研究・材料開発DXに向けた取り組み】について解説する講座です。
■注目ポイント
★AIとロボットをつなぐ国産OS「NIMO」、電子ラボノートを起点とした研究DX・MIの実装、柔軟ロボットとフィジカルAIによる材料合成から評価までの連結自動化を通じて自律自動実験の導入と実用化に向けた最新技術を解説!
- 第1部 国立研究開発法人物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター / グループリーダー 田村 亮 氏
- 第2部 奈良先端科学技術大学院大学・データ駆動型サイエンス創造センター 研究戦略アドバイザー / 特任教授 (東京大学名誉教授) 船津 公人 氏
- 第3部 オムロンサイニックエックス株式会社 ロボティクスグループ / プロジェクトリサーチャー 高橋 知也 氏
- 第4部 株式会社QueeenB ラボオートメーション部 根本 一希 氏
【1名の場合】66,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、22,000円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき22,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は22,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★本講習会では、AIによる実験計画、ロボットによる自動実験、電子ラボノートを活用したデータ管理、材料合成から評価までの連結自動化を通じて、自律自動実験を構成する主要技術と導入の全体像を解説します。
★材料開発の現場では、実験の高速化・省人化に加え、データの収集・蓄積・解析を一体化し、探索サイクルを継続的に回す研究DXへの期待が高まる一方、装置間連携、柔軟な作業代替、データ基盤整備などが実装上の課題となっています。
★そこで、オーケストレーションソフトウェア、電子ラボノート、柔軟ロボットシステム、フィジカルAIを核とした自動化プラットフォームの最新動向と実例を取り上げ、自律自動実験を実際の研究現場へ導入するための考え方と今後の展望を示します。
■注目ポイント
★AIによる実験計画とロボット実験をつなぐ国産オープンソースOS「NIMO」について探索アルゴリズムから実装事例、GUIによる導入方法までを開発者が解説!
★電子ラボノートを起点に実験データの収集・蓄積・解析・モデル化をつなぎ研究DX・MI・自動実験を定着させるための導入戦略と実践知を紹介!
★粉体・粘性体・脆弱物のすくい取りや少量秤量にも対応する柔軟ロボット技術から材料合成・評価を連結するフィジカルAI型実験自動化プラットフォームまで、手作業代替の最前線を紹介!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 AIとロボット実験のシームレス連携とその応用
【時間】 10:30-12:00
【講師】国立研究開発法人物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター / グループリーダー 田村 亮 氏
【講演主旨】
材料開発の現場では,AIによる実験計画とロボットによる自動実験を連携させ,人が介在せずに探索サイクルを回す「自動自律実験」への期待が高まっている.しかし,両者を実際につなぎ,探索を止めずに動かし続けるには,装置とアルゴリズムを仲介し全体を統括するオーケストレーションソフトウェア(OS)が不可欠である.本講座では,まず自動自律実験の基本的な考え方と,そこでOSが担う役割を整理する.その上で,国産のオープンソースOSであるNIMOを取り上げ,その設計思想,ベイズ最適化をはじめとする多彩な材料探索アルゴリズム,および実際に接続された自動自律実験装置での適用事例を紹介する.最後に,大規模言語モデルの活用を含む今後の展望を述べ,自動自律実験が材料開発をどう変えるかを考える.
【プログラム】
1.AIとロボット実験の連携による自動自律実験とは?
2.自動自律実験をコントロールするためのオーケストレーションソフトウェア(OS)とは?
3.国産OS NIMOの紹介
4.NIMOが有する多彩な材料探索アルゴリズム
5.NIMOを利用した自動自律実験装置
6.自動自律実験の展望
【質疑応答】
【キーワード】
自動自律実験,AI for Science
【注目のポイント】
AIとロボットをつなぐ国産オープンソースOS「NIMO」を開発者自ら解説する.多彩な探索アルゴリズムと実装事例に加え,GUIで手軽に使えるNIMO Desktopも紹介し,自動自律実験を今日から始める道筋を示す.
【第2講】 実験自動化に向けた環境構築と電子ラボノートの位置づけとその活用
【時間】 13:00-14:30
【講師】奈良先端科学技術大学院大学・データ駆動型サイエンス創造センター 研究戦略アドバイザー / 特任教授 (東京大学名誉教授) 船津 公人 氏
【講演主旨】
従来の紙の実験ノートに代わり電子ラボボートの活用が進んでいる。研究DX推進にあたってのキーワードは、「AI」×「データ」×「リモート化・スマート化」と言える。「リモート化・スマート化」は実験の自動化・リモート化であり、「データ」はデータの統合・管理といえる。ここに電子ラボノートが活用される。「AI」はデータ利活用であり、マテリアルズインフォマティクスにつながる。こうした全体像を見据えながら電子ラボノートの実験自動化への関わり方を述べる。
【プログラム】
1.電子ラボノートの活用方針
2.電子ラボノートの重要性
3.研究DX
4.電子ラボノートの特徴
5.電子ラボノートの導入戦略
6.電子ラボノートの選定基準の設定
7.電子ラボノートの一例として ― eLabFTW
8.共通機器に対する電子ラボノートの導入イメージ
9.NMR分析依頼書のテンプレート
10.データ収集のためのカルチャー
11.オープンマインド
12.リサーチトランスフォーメーション(RX)サイクルについて
13.RXサイクルの実装の姿
【質疑応答】
【講演のポイント】
本講演は、講演者のデータ駆動化学分野での長年の活動経験を背景とし、実験の自動化の在り方やそこから得られるデータの収集・蓄積、そしてその先につながるデータの解析やモデル化などに目を遣りながら、そこから電子ラボノート活用の視点などについて解説するものである。我が国における電子ラボノート展開の先頭に立っている講演者からの電子ラボノート展開における様々な経験談も紹介されるとともに、電子ラノートボ先進国ドイツの現状などの紹介もある。電子ラボノートを中心に置いた今後のデータ駆動化学の展開の方向性などを知る絶好の機会となると期待される。
【習得できる知識】
・電子ラボノートの役割
・電子ラボノートのMIへの貢献の在り方
・電子ラボノートを定着させるための工夫
【第3講】 小規模実験自動化における手作業の代替を目指した柔軟ロボットシステム
【時間】 14:40-16:10
【講師】オムロンサイニックエックス株式会社 ロボティクスグループ / プロジェクトリサーチャー 高橋 知也 氏
【講演主旨】
ロボットが人間のように汎用的に実験作業を行うためには、ハードウェアの柔軟性と学習による適応能力の両立が鍵となる。
本講演ではまず、粉体や粘性体などのすくい取りや秤量といった作業を実現する柔軟エンドエフェクタ「SCU-Hand」の開発について紹介する。続いて、ロボットによる実験自動化の研究動向を参照しつつ、柔らか手首機構を用いた学習制御による実験タスクの実現について述べる。これらを通して、既存のロボットによる小規模実験自動化の課題を具体化し、解決策としての柔軟メカニズムの適応可能性について議論する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1.講演者の略歴
1-2.オムロンサイニックエックス株式会社について
1-3.ロボットによる人間の作業代替への課題
1-4.硬いロボットに対するソフトロボットの優位性
2.粉体すくい取りのための柔軟エンドエフェクタ「SCU-Hand」
2-1.粉体ハンドリングにおける自動化の重要性
2-2.ロボットにおけるすくい取りタスクの課題
2-3.SCU-Hand の基本構造と円錐型サイズ可変機構
2-4.粘性流体,脆弱物体への応用
2-5.小瓶への少量投入及び秤量機能の実現
3.ロボットによるマテリアル合成自動化の研究動向
3-1.実験工程自動化の重要性と課題
3-2.ロボットによる実験工程の代替
3-3.弊社での実験自動化に向けた取り組み
4.柔軟ハンドとロボット学習
4-1.研究背景とロボットの柔軟性の必要性
4-2.柔軟手首を用いた接触タスクの例
4-3.学習制御の活用と効果
5.まとめと今後の展望
【質疑応答】
【第4講】 ラボオートメーションへのPhysical AIの実装の現在地
【時間】 16:20-17:05
【講師】株式会社QueeenB ラボオートメーション部 根本 一希 氏
【講演主旨】
研究開発現場では、従来の自動化のアプローチに加えて、Physical AIによる自動実験の可能性が急速に議論され始めています。
本講演では、最新論文や直近の開発コミュニティによる実装をご紹介しつつ、現在すぐに始められること、すでに実装が進んでいること、まだできないことを整理します。本講演を通じて、Physical AIの実装におけるラボ自動化への応用で見えた希望とともに適切な絶望をお伝えします。
【プログラム】
※現在、最新のご講演プログラムを講師の先生にご考案いただいております。完成次第本ページを更新いたします。