環境配慮を実現する医薬品包装・医療機器用プラスチックの動向・国内外規制動向と展望
~軟包装等における再生樹脂・バイオマスプラ採用・PTP廃材・リサイクル回収の動向~
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■本セミナーの主題および現状
国際的な循環型経済への志向が高まる中、国連ではプラスチック汚染防止条約の審議が始まり、全世界的に廃棄処理から資源プラスチックへの転換が進行中であるが、これは医療分野へも大きな影響を与えそうであり、その取り組み姿勢が企業評価の指標にもなっている。
日本ではプラスチック資源循環促進法が2022年4月に施行されたが、日本の廃棄物は焼却処理が約7割を占め、これは国際的には認知されていない状況にある。
医薬品包装ではバイオマス容器の開発が活発であり、アルミ剥離によるPTPリサイクルも始まっている。医療機器ではバイオマス使用とリサイクル事業が始まっている。
本講では国際的な資源プラスチック化に向けた規制動向、資源プラスチック化の技術開発動向、及び医薬品・医療機器分野におけるリサイクルの事例を紹介する。
■注目ポイント
★国連とEU等におけるプラスチック資源化に向けた最新動向を幅広く紹介。
★日本のプラスチック処理の現状と課題を理解。
★医薬品と医療機器業界におけるプラスチック資源化の開発事例を通して、自社におけるテーマと目標を考える。
- 西包装専士事務所 代表/(元)三菱ケミカル/(元)日本包装専士会 会長 西 秀樹 氏
【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
定員:30名
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【時間】 13:30-17:00
【講師】西包装専士事務所 代表/(元)三菱ケミカル/(元)日本包装専士会 会長 西 秀樹 氏
【講演主旨】
国際的な循環型経済への志向が高まる中、国連ではプラスチック汚染防止条約の審議が始まり、全世界的に廃棄処理から資源プラスチックへの転換が進行中である。これは医療分野へも大きな影響を与えそうであり、その取り組み姿勢が企業評価の指標にもなっている。日本ではプラスチック資源循環促進法が2022年4月に施行されたが、日本の廃棄物は焼却処理が約7割を占め、これは国際的には認知されていない。医薬品包装ではバイオマス容器の開発が活発であり、アルミ剥離によるPTPリサイクルも始まっている。医療機器ではバイオマス使用とリサイクル事業が始まっている。本講では国際的な資源プラスチック化に向けた規制動向、資源プラスチック化の技術開発動向、及び医薬品・医療機器分野におけるリサイクルの事例を紹介する。
【プログラム】
1.プラスチックを取り巻く環境
2.医薬品用プラスチックの種類と製品例
3.世界の廃棄プラスチック量と輸出量
バーゼル条約の影響、国別廃棄量、
4.日本のプラスチックリサイクルの現状と課題
リサイクル率とOECD評価、焼却場大国日本の課題、プラスチック資源循環促進法
5.国際的なプラスチックリサイクルイクル戦略の動向と
国連:UNEP(プラスチック汚染防止条約審議状況)、EUの包装材及び包装廃棄物規則案、
CEFLEX(軟包装サイクル指針)、独と仏の事例、米国の連邦法案、仏・独・中国・韓国の先進的事例
6.環境配慮医薬品包装の開発事例
バイオマスプラスチック容器、アルミとプラスチックの分離によるPTPリサイクル
7.環境配慮医療機器の開発事例
医療機器のリサイクル・リユース、バイオマスプラスチックの使用、医療廃棄物のリサイクル技術
8.国と産業界の技術開発動向
回収システム、リフィル・リユース、NEDO、産業界の事例(ラミネート剥離、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル)
9.まとめ:今後の展望と企業の対応
【キーワード】
循環型経済、プラスチック汚染防止条約、資源プラスチック、バイオマスプラスチック、PTPリサイクル
【講演のポイント】
国連とEU等におけるプラスチック資源化に向けた最新動向を幅広く紹介し、日本のプラスチック処理の現状と課題を理解する。又、医薬品と医療機器業界におけるプラスチック資源化の開発事例を通して、自社におけるテーマと目標を考える。
【習得できる知識】
国連とEUにおける審議状況
日本の廃棄プラスチック処理の現状と課題
資源プラスチック化に向けた技術開発状況
医薬品と医療機器におけるリサイクル技術開発状況