テラヘルツ波を中心とした最新技術開発動向と次世代通信・イメージングへの応用展開・将来展望と課題
~Beyond5G/6G/7G通信・メタマテリアル材料・テラヘルツデバイス・サブテラヘルツ波技術・イメージング・産業活用~
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★テラヘルツ波とは 高い帯域幅と高速データ伝送が可能であり、従来の電波やマイクロ波よりもはるかに高速かつ大容量の通信が実現できる可能性がある、ミリ波の次の領域。
★大気中での伝播が難しく吸収されやすい特性や、セキュリティ面を解決し、どう使いこなすことが出来るのか?可能性は?材料面からいかに克服ができるものなのか。
★応用展開先としての、医療画像や通信技術、セキュリティスクリーニング、テラヘルツデバイスの動向や小型化の最新動向はどうなっているかを各メーカーの講師から学べる!特に材料、デバイス、通信、イメージング面からこのテーマをひも解きます。
★本テーマで先行する専門家や各メーカーの一流講師が集結する、またとない講座です!
- 第1部 東北大学 大学院工学研究科 ロボティクス専攻 教授 金森 義明 氏
- 第2部 Tera-eyes技術研究所 所長 代表(博士(工学)) 兼 東海大学 総合科学技術研究所 教授 弁理士 技術士(電気電子部門) 尾内 敏彦 氏
- 第3部 株式会社NTTドコモ 6Gテック部 無線アクセス技術担当 / 担当部長 須山 聡 氏
- 第4部 三菱電機株式会社 情報通信技術総合研究所 通信技術部 主席技師長 平 明徳 氏
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【第1講】 メタマテリアル・メタサーフェスの6G ・テラヘルツ波周辺部材への応用
【時間】 13:30-14:45
【講師】東北大学 大学院工学研究科 ロボティクス専攻 教授 金森 義明 氏
【講演主旨】
移動通信システム5Gの次の世代「6G」を見据えた研究開発が世界規模で始まっており、THz波の利用が想定されています。メタマテリアルは⼊射波⻑より⼩さいサブ波⻑構造で構成され、誘電率と透磁率を人工的に拡張可能とし、THz波を自在に制御可能な革新的技術として注目されています。本講演では、当研究室で開発してきたテラヘルツ波メタマテリアルを解説します。
【講演キーワード】
メタマテリアル、メタサーフェス、Beyond5G/6G、テラヘルツ
【習得できる知識】
・メタマテリアル、メタサーフェスの基礎知識
・微細加工技術
・MEMS技術
・メタマテリアルの原理・特徴・設計方法・製作方法・応用
・メタマテリアルとMEMSを組み合わせたデバイスの開発動向と展望
【講演のポイント】
近年注目されているメタマテリアルの基礎、設計方法、製作方法、評価方法、応用展開を一貫して学ぶことができます。次の分野の方々を受講対象者として想定しています。新規事業・開発に携わる方、Beyond5G/6Gのデバイス開発に興味のある方、メタマテリアルを使って何ができるか知りたい方、講演者との共同研究に興味のある方など。
【プログラム】
【第2講】 テラヘルツ波の基礎とデバイス技術および産業応用
【時間】 15:00-16:15
【講師】Tera-eyes技術研究所 所長 代表(博士(工学)) 兼 東海大学 総合科学技術研究所 教授 弁理士 技術士(電気電子部門) 尾内 敏彦 氏
【講演主旨】
テラヘルツ波は電波と光の間の周波数帯にあり産業上の未開拓領域であるが、次世代の6G通信技術や新規透過イメージング技術として脚光を浴びるようになっている。
通信技術としては超高周波数であることを活かした大容量無線通信、透過イメージング技術としては物質固有のスペクトル情報の取得を伴う非破壊検査や医用イメージングがユニークな特徴として着目されている。これまで実用的な光源・検出器の開発が十分進んでおらず、その結果産業として大きく伸びていない状況であった。しかし、2022年に入ってmW級の高出力光源や、高感度なイメージセンサーなど実用的なテラヘルツ波コンポーネントが開発されて産業応用が現実的なものとなってきており、近い将来必ずや大きな産業に発展すると考えられる。
本セミナーでは、テラヘルツ波の基礎から始まり、デバイス技術の基本、さらにセンシング・イメージングシステムを組む上での必要な知識を解説する。さらに、今後テラヘルツ技術の導入が期待される安全安心分野、通信分野、医療医薬分野に応用する研究開発事例や最新のコンポーネント開発状況を中心に紹介し、新規産業に展開するためのキーポイントを述べる。
【講演キーワード】
テラヘルツ、Beyond5G/6G通信、安全安心、メディカル、テラヘルツ発振器、テラヘルツ検出器、透過イメージング、断層像
【習得できる知識】
テラヘルツ波の基礎と産業応用、テラヘルツシステムの構築技術、テラヘルツ光源・検出器技術、テラヘルツ医療応用技術、テラヘルツイメージング技術
【講演のポイント】
次世代の技術シーズ探索担当者、新規研究開発テーマ探索・企画担当者がテラヘルツの産業応用可能性を知る上で有用な情報となる。また、新規光・半導体デバイス研究開発者、新規センシング・イメージング技術研究開発者、テラヘルツ・遠赤外光技術の研究者が、テラヘルツ技術を理解して研究開発を効率的に進める上で有用である。
【プログラム】
【第3講】 6Gにおけるサブテラヘルツ帯の活用に向けたNTTドコモの取り組み
【時間】 16:30-17:45
【講師】株式会社NTTドコモ 6Gテック部 無線アクセス技術担当 / 担当部長 須山 聡 氏
【講演主旨】
移動通信システムは10年毎に世代を更新しており,現在,2030年からのサービス導入に向けて第6世代移動通信システム(6G)の研究開発が進められている.6Gでは100 Gbpsを超える極めて高い通信速度の提供をめざしており,その実現のため,100 GHzから300 GHzまでの所謂サブテラヘルツ帯の活用が注目されている.本講演では,弊社が6Gに向けて進めているサブテラヘルツ帯の活用に向けた取り組みについて紹介する.具体的には,5Gの概要や6Gに向けた展望と最新動向から,サブテラヘルツ帯の活用に向けた技術課題や同周波数帯を用いた6Gシステムの性能まで,横断的な内容について解説する.
【講演キーワード】
5G,5Gの高度化,6G,超高速通信,サブテラヘルツ帯,シミュレータ
【プログラム】
1.5Gの概要
2.5Gの高度化(5G Evolution)と6Gの展望と最新動向
3.サブテラヘルツ帯における技術課題
4.サブテラヘルツ帯電波伝搬特性の解明
5. 高周波数帯カバレッジ改善技術 ~New Radio Network Topology~
6. サブテラヘルツ帯におけるMassive MIMOの高度化
7. サブテラヘルツ帯を用いた6Gのシステム性能の可視化
8. 6Gに向けた実証実験
【第4講】 隠れたものを可視化する、テラヘルツ波のセンシング応用技術
【時間】 18:00-19:00
【講師】三菱電機株式会社 情報通信技術総合研究所 通信技術部 主席技師長 平 明徳 氏
【講演主旨】
光の高解像度と電波の透過性を併せ持つテラヘルツ波は、障害物の背後に隠れたものを高精度に可視化でき、新たなアプリケーション応用が期待されている。例として300GHzのテラヘルツ波を用いた場合、波長が約1mmとなるため、数mm級の解像度を持ったイメージングや、1/10mm級精度の動き検出(測距)が可能になると考えられる。本講座では、今後のテラヘルツ波アプリ―ケーション検討に向け、300GHz帯を用いたセンシングシステムの概要と、実際に測定したイメージング、および動き検出の結果を紹介する。
【講演キーワード】
テラヘルツ波、センシング、6G、Beyond 5G、セキュリティ、非破壊検査、バイタルセンシング、レーダ、イメージング、断層イメージング
【習得できる知識】
テラヘルツ波を用いたセンシングシステムの基本構成と、そのセンシング性能
【講演のポイント】
300GHz帯の実測結果を用いた断層イメージング、バイタルセンシングの結果を示し、テラヘルツ波により何がどこまで見えるのかについて紹介する。
【プログラム】
1.テラヘルツ波の特徴
2.テラヘルツ波によるセンシングシステム
3.テラヘルツ波によるイメージング例
4.テラヘルツ波による動き検知の例(バイタルセンシング)
5. ハードウェア実装に向けたアーキテクチャ
6. まとめ