空飛ぶクルマの現状と社会実装に向けた機体設計および制度・政策の動向と将来展望
★2025年11月6日WEBでオンライン開講。東京大学 鈴木氏、元ANA総合研究所 髙野氏、日本文理大学 中山氏が、【空飛ぶクルマの現状と社会実装に向けた機体設計および制度・政策の動向と将来展望】について解説する講座です。
■注目ポイント
★「空飛ぶクルマ」の制度、政策、開発動向、社会実装に向けた環境整備の状況、今後の期待・展望と解決すべき課題および空飛ぶクルマの実用化のポイントとなる点を解説!
- 第1部 東京大学 名誉教授 / 未来ビジョン研究センター特任教授 鈴木 真二 氏
- 第2部 元ANA総合研究所 顧問 髙野 滋 氏
- 第3部 日本文理大学 航空宇宙工学科/教授 中山 周一 氏
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★「空飛ぶクルマ」はわが国では2025年大阪関西万博に試験飛行が公開され、海外では2026〜28年を目標に型式証明取得が進められています。
★「空飛ぶクルマ」は電動垂直離着陸機(eVTOL)という過去にない航空機であり、認証制度作りが課題であり、運航に関しても、そのための離発着施設の規格制定も必要など、制度面での整備が政策的に進められています。
■注目ポイント
★「空飛ぶクルマ」の制度、政策、開発動向を世界での開発状況も踏まえ概説!
★「空飛ぶクルマ」をめぐる現状と社会実装に向けた環境整備の状況を整理したうえで今後の期待・展望と解決すべき課題について解説!
★「ドミナントデザイン論」として現代の自家用車やジェット旅客機等の実用化の歴史との比較を通じて空飛ぶクルマの実用化のポイントとなる点をわかりやすくかつ専門的に解説!
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 「空飛ぶクルマ」の制度、政策、開発動向
【時間】 10:00-11:00
【講師】東京大学 名誉教授 / 未来ビジョン研究センター特任教授 鈴木 真二 氏
【講演主旨】
「空飛ぶクルマ」はわが国では2025年大阪関西万博に試験飛行が公開され、海外では2026〜28年を目標に型式証明取得が進められている。「空飛ぶクルマ」は電動垂直離着陸機(eVTOL)という過去にない航空機であり、認証制度作りが課題であり、運航に関しても、そのための離発着施設の規格制定も必要など、制度面での整備が政策的に進められている。そうした状況を世界での開発状況も踏まえ概説したい。
【プログラム】
1.「空飛ぶクルマ」の概念と開発の歴史
2.電動垂直離着陸機(eVTOL)としての空飛ぶクルマの飛行原理
3.世界での開発動向
4.eVTOLの型式証明制度の制定に向けて
5.eVTOLの離発着施設(バーティポート)の制度制定に向けて
6.eVTOLの活用に向けたユースケース
【質疑応答】
【キーワード】
空飛ぶクルマ、eVTOL、型式証明、バーティポート、電動航空機
【第2講】 空飛ぶクルマの現状と社会実装後の展望(仮題)(※12:10-13:10はお昼休憩)
【時間】 11:10-14:10
【講師】元ANA総合研究所 顧問 髙野 滋 氏
【講演主旨】
※現在、講師の先生に最新のご講演主旨をご考案いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。
【プログラム】
※現在、講師の先生に最新のご講演プログラムをご考案いただいております。完成次第、本ページを更新いたします。
1.「空飛ぶクルマ」の機体の特徴と開発状況など業界の現状
2.我が国を含む各国政府における、社会実装をサポートするための活動状況
3.「空飛ぶクルマ」による都市航空(UAM:Urban Air Mobility)のコンセプトとその他のユースケース
4.「空飛ぶクルマ」の社会実装後の展開・拡大
5.ANA HDによる「空飛ぶクルマ」の事業化検討状況
6.今後の課題
【質疑応答】
【第3講】 空飛ぶクルマのドミナント・デザイン論
【時間】 14:20-15:35
【講師】日本文理大学 航空宇宙工学科/教授 中山 周一 氏
【講演主旨】
大阪万博で飛行デモンストレーションが行われる空飛ぶクルマが注目を集めています。「空の移動革命」として政府も後押ししている空飛ぶクルマが本当に実用化されるのかを、現代の自家用車やジェット旅客機等の実用化の歴史から紐解きます。
【プログラム】
・空飛ぶクルマが注目されるのはなぜか
・既存技術としてのヘリコプターと何が違うのか
・空飛ぶクルマは何に使われるのか
・空飛ぶクルマの実用化のためには何が必要か
【質疑応答】
【キーワード】
空飛ぶクルマ
【講演のポイント】
空飛ぶクルマは、電動の垂直離着陸航空機(eVTOL:electric Vertical Take Off and Landing、イーブイトール)と言われます。垂直に離着陸を行う航空機としてヘリコプターがあるところ、空飛ぶクルマはヘリコプターと何が違うのでしょうか。また、地上を走行するクルマの電動化ではガソリン車に比べて短くなる技術的課題は、電動の空飛ぶクルマではどうなるのでしょうか。これらの疑問を、世界一・世界初のヘリコプターを開発した航空工学の専門家が解説します。海上自衛隊のSH-60Kは世界で初めてブレード翼端に上下反角を採用し世界一のホバリング性能を誇ります。SH-60Kに遅れること15年後に米ボーイング社が採用するこの翼端上下反角の特許発明者である講演者は、現在大学教員として教育・研究活動を行っています。大学では、ドローンの風洞実験等の航空工学に留まらず、空飛ぶクルマの用途を交通工学面からも研究しています。
以上のような教育・研究活動をベースに「ドミナントデザイン論」として現代の自家用車やジェット旅客機等の実用化の歴史との比較を通じて、空飛ぶクルマの実用化のポイントとなる点をわかりやすく、かつ、専門的に解説します。
【習得できる知識】
一般的な報道記事などではほとんど明らかにされないヘリコプタとの比較論や航続距離問題等から見た空飛ぶクルマの実現性に向けた課題(実現性を評価する視点)