太陽光パネルのリサイクル・リユースの国内外の技術開発動向および事業化への取り組み
★2025年11月20日WEBでオンライン開講。株式会社三菱総合研究所 藤井氏、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 河本氏、株式会社トクヤマ 下村氏が、【太陽光パネルのリサイクル・リユースの国内外の技術開発動向および事業化への取り組み】について解説する講座です。
■注目ポイント
★国内および欧米等における太陽電池モジュールリサイクルの動向、太陽光パネルの100%再資源化に向けた「低温熱分解法」による高度リサイクル技術を紹介!
- 第1部 株式会社三菱総合研究所 エネルギー・サステナビリティ事業本部 藤井 大河 氏
- 第2部 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 エネルギービジネスチーム 上席主任コンサルタント 河本 桂一 氏
- 第3部 株式会社トクヤマ 環境事業企画グループ 下村 善一郎 氏
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたしますので、しばらくお待ちください。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについては、別途メールでご案内いたします。基本的には、事前配布資料はマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況(講師より)
★2012年に開始したFIT制度(固定価格買取制度)を契機に導入量が急拡大した太陽電池モジュールについて、2030年代にはFIT買取期間終了に伴う大量廃棄の可能性が指摘されています。今後、大量に廃棄されるであろう太陽電池モジュールを円滑にリサイクルするためには、使用済太陽電池モジュールの将来的な排出量や太陽電池モジュールのリサイクルに関わる国内技術開発動向等を適切に把握する必要があります。
★太陽電池モジュールリサイクル等の使用後処理への取り組みは欧州が先行し、日本も含む各国においても様々な取り組みが開始されております。リサイクル等適正処理の重要性は広く認識され始めており、国際機関等からの情報発信も積極的に行われております。
■注目ポイント
★太陽電池モジュールの国内リサイクルに関わる動向を網羅的に説明!
★欧米等における太陽電池モジュールリサイクルの動向について概説!
★太陽光パネルの100%再資源化に向けた「低温熱分解法」による高度リサイクル技術とは!?
講座担当:牛田孝平
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【第1講】 太陽電池モジュールの国内リサイクルに関わる動向
【時間】 13:00-14:15
【講師】株式会社三菱総合研究所 エネルギー・サステナビリティ事業本部 藤井 大河 氏
【講演主旨】
2012年に開始したFIT制度(固定価格買取制度)を契機に導入量が急拡大した太陽電池モジュールについて、2030年代にはFIT買取期間終了に伴う大量廃棄の可能性が指摘されています。今後、大量に廃棄されるであろう太陽電池モジュールを円滑にリサイクルするためには、使用済太陽電池モジュールの将来的な排出量や太陽電池モジュールのリサイクルに関わる国内技術開発動向等を適切に把握する必要があります。本講演では、これまでの関連政策動向や今後の大量廃棄の方向性を踏まえながら、太陽電池モジュールの国内リサイクルに関わる動向を網羅的に説明します。
【プログラム】
・国内における使用済太陽電池モジュールの排出量予測
・国内における太陽電池モジュールのリサイクル関連政策動向
・国内における太陽電池モジュールのリサイクル技術開発動向
・国内における太陽電池モジュールのリサイクル実施事例
・国内における太陽電池モジュールのガラス再利用状況
【質疑応答】
【キーワード】
・太陽電池モジュール
・太陽光発電設備
・FIT制度(固定価格買取制度)
・ガラスリサイクル
・サーキュラーエコノミー
・資源循環
【講演者のPRポイント】
株式会社三菱総合研究所に入社以来、サーキュラーエコノミー分野の調査・コンサルティング業務に従事。
国内における太陽電池モジュールのリサイクル技術開発動向や政策動向、実施事例等を継続的に調査しており、高度な知見を有するスペシャリスト。
【習得できる知識】
国内における太陽電池モジュールのリサイクルに関して、これまでの関連政策動向や技術開発動向、実施事例などについて知見を得ることができます。また、太陽電池モジュールの大部分を構成するガラスの再利用状況について、特に重点的に説明を行います。さらに、将来的な排出量予測を通して、太陽光発電設備の大量廃棄時代について考えます。
【第2講】 海外における使用済み太陽電池モジュールリサイクル等推進に向けた取り組み
【時間】 14:25-15:40
【講師】みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部 エネルギービジネスチーム 上席主任コンサルタント 河本 桂一 氏
【講演主旨】
太陽電池モジュールリサイクル等の使用後処理への取り組みは欧州が先行し、日本も含む各国においても様々な取り組みが開始されている。リサイクル等適正処理の重要性は広く認識され始めており、国際機関等からの情報発信も積極的に行われている。本講演では、欧米等における太陽電池モジュールリサイクルの動向について概説する。
【プログラム】
1.はじめに
2.欧州における太陽電池モジュールリサイクル動向
3.米国における太陽電池モジュールリサイクル動向
4.その他諸国における太陽電池モジュールリサイクル動向
5.IEA PVPS Task12: PV Sustainabilityにおける取り組み
【質疑応答】
【第3講】 低温熱分解法による太陽光パネルリサイクル技術と事業化への取り組み
【時間】 15:50-17:05
【講師】株式会社トクヤマ 環境事業企画グループ 下村 善一郎 氏
【講演主旨】
FIT制度の施行以来、太陽光発電は全国に爆発的に普及しました。しかしながら、太陽光パネルは強固な樹脂で結合されリサイクルに適した構造ではありません。トクヤマは、パネルの構成部材を高品質かつ容易に回収することで、各部材に付加価値を付与することができました。このような高度リサイクル処理技術である「低温熱分解法」を、NEDOとの共同研究によって開発しました。結果、AGCによるPVパネルリサイクルガラスでのフロート板ガラスの原料代替実証試験に、国内で初めて成功しました。NEDOとの共同研究は2025年3月で終了し、今後はこの独自の高度リサイクル技術を社会実装すべく、事業化のステージにステップアップさせてまいります。第一弾として、北海道における収集ネットワークの構築と、関西電力・TREHDとの協業検討を中心に、これらの取り組み内容もご紹介します。
【プログラム】
1.はじめに(トクヤマ事業概要/頭出し)
2.低温熱分解技術について
3.水平リサイクル実現への挑戦
4.事業化への協業検討 ~企業連携による社会実装の模索~
5.トクヤママイルストーン
6.今後の課題と方向性
⇒ 上記は(予定)です。
【質疑応答】
【キーワード】
・使用済太陽光パネルの大量廃棄時代 ・FIT ・NEDO ・高度化リサイクル法
・低温熱分解法 ・全自動化工程 ・セラミックフィルター ・触媒添着
・100%再資源化への挑戦 ・フロート板ガラス ・AGC ・
・水平リサイクル ・シリコンリサイクル ・半導体用多結晶シリコン
・北海道コンソーシアム ・関西電力 ・TREホールディングス
【講演のポイント】
当社は、低温熱分解法による高度リサイクル技術で、これまで不可能とされていた太陽光パネルの100%再資源化にチャレンジしています。現在、この独自の技術を事業展開するため、使用済みパネルの収集・運搬から再資源化までの資源循環ネットワーク構築を目標に、企業連携によるビジネススキームづくりに取り組んでいます。
今回この独自技術と、事業化に向けた取り組みの一端をご紹介いたします。
【習得できる知識】
・熱分解技術の概要
・なぜ熱分解法は付加価値・経済価値の高い再生材(板ガラス)を回収できるのか?
・シリコンリサイクルの概要
・100%再資源化・リサイクルの目標がなぜ必要なのか?
・資源循環ネットワークに必要な要件は?・・・企業連携の必要性
・高度リサイクル法の必要性