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誘電エラストマーを用いた電子人工皮膚の開発とソフトロボットシステムへの応用

開催日時 2026年10月29日(木) 10:30-15:15

受講料 1名60,500円(税込)より

セミナー内容

― 人の皮膚の「柔らかさ」と「感じる機能」を再現する、電子人工皮膚・フレキシブルセンサの最前線 ―

 人の皮膚のように、接触位置や力などの情報を感じ取る「電子人工皮膚」の開発が進んでいます。

 本講演会では、人の皮膚・触覚機能をセンサで捉え、伸縮可能な電子皮膚として実現する技術を解説します。デジタルスキンデバイスやソフトロボットへの応用まで、次世代の電子人工皮膚技術の展望を紹介します。

【今回の登壇者】

  • 第1講:北海道大学:竹井 邦晴 氏「機械学習を搭載した電子皮膚システム」
  • 第2講:東京科学大学:土方 亘 氏「誘電エラストマーを用いた伸縮性電子人工皮膚の開発」
  • 第3講:山形大学大学院:関根 智仁 氏「電子人工皮膚型エレクトロニクスとソフトロボットシステムへの応用」

講師紹介

プログラム

10:30-11:45

第1講

機械学習を搭載した電子皮膚システム

講 師

北海道大学 大学院情報科学研究院 情報エレクトロニクス部門 ナノ物性工学研究室 教授 竹井 邦晴 氏

【プログラム】

 ヒューマノイドロボットの開発競争が世界的に加速する一方、人の触覚を模倣し、ロボットに「触れる・感じる」能力を与える電子皮膚(e-skin)の実用化は、ロボット本体の開発と比べて十分に進んでいない。

 本講座では、人に近い触覚機能の実現を目指したe-skinについて、基本原理から最新の研究開発動向、ロボット応用までを解説する。

 さらに、e-skinから得られた時系列データをリアルタイムに解析する機械学習や、対象物に対してその場で学習・適応するオンサイト学習について紹介し、「触覚を計測する電子皮膚」から「触覚を理解し、学習・適応する電子皮膚」への発展と、次世代ロボットへの展望を議論する。

【講演のポイント】
 マルチモーダルな電子皮膚と機械学習を融合したセンサシステムにより、これまで測るのが難しかった情報を抽出する技術について解析します。

【習得できる知識】
 ・フレキシブルセンサの計測原理及び構造
 ・機械学習の基礎とその重要性
 ・電子皮膚の応用展開

【キーワード】
 電子皮膚、ヒューマノイド、触覚知覚、マルチモーダルセンサ、機械学習

【章立て】

1. フレキシブルセンサと電子皮膚
 1.1 マルチモーダルセンサの応用展開
 1.2 電子皮膚デバイスの開発状況
 1.3 当研究グループの研究紹介

2. レーザー誘起グラフェン
 2.1 歪みセンサの作製プロセス
 2.2 ナノ材料による光熱変換促進とそのセンサ感度特性

3. 電子皮膚デバイス
 3.1 圧力・温度・摩擦検知可能なマルチモーダル電子皮膚
 3.2 伸縮可能でマルチタッチや柔らかさ検知可能な電子皮膚
 3.3 オンサイト学習可能なウェアラブルセンサシステム

4. 電子ブラシデバイス
 4.1 電子ブラシ構造及び計測原理
 4.2 作製プロセスとその瞬時データ解析技術

5. まとめ&質疑応答

13:00-14:15

第2講

誘電エラストマーを用いた伸縮性電子人工皮膚の開発

講 師

東京科学大学 工学院機械系 准教授 土方 亘 氏

【プログラム】

 ロボティクス技術の発展と産業・医療界への応用が急速に進んでいる。特に人と協調するロボットでは安全性の点からソフトロボットの実用化が期待されている。

 これらロボットを正確に制御するためには人間の皮膚のように、ロボット自信が外部環境との接触を検知したり、その力を測定できることが望ましい。これを実現するために、電子人工皮膚が開発されている。特に複雑形状かつソフトなロボット表面に搭載するためには、電子人工皮膚自体が伸縮性を有することが望ましい。また、接触位置を検出するためにセンサをアレイ状に多数配置すると配線が多くなってしまう。

 そこで、半永久的に電荷を保持可能なエレクトレットと誘電エラストマーを積層し、省配線かつセンサ電源用配線も不要とする電子人工皮膚を開発したのでその原理を紹介する。


【講演のポイント】
 ロボット分野で重要となる触覚センサや電子人工皮膚に求められる性能や課題と、講演者が開発している伸縮性を有する電子人工皮膚を例に、人工皮膚の原理・今後の展望について解説する。

【習得できる知識】
 ・人工皮膚の構造と原理
 ・伸縮性を有するエレクトレットや電極に関する知見
 ・ロボティクス分野への応用に関する展望

【講演のキーワード】
 電子人工皮膚,e-skin,誘電エラストマー,エレクトレット,ソフトロボット,触覚センサ,力センサ


【章立て】

1. 皮膚の機能

2. 人工皮膚の概要

3. 人工皮膚の課題

4. 誘電エラストマーを用いた電子人工皮膚の構造と原理

5. 電子人工皮膚を用いた接触位置および力推定

6. まとめ&質疑応答

14:30-15:15

第3講

電子人工皮膚型エレクトロニクスとソフトロボットシステムへの応用

講 師

山形大学大学院 有機材料システム研究科 教授 / 博士(工学) 関根 智仁 氏

【プログラム】

 柔らかくしなやかな有機材料を用い、人間の皮膚と同等以上の感度を持つ「デジタルスキンデバイス(電子人工皮膚)」の開発を進めています。

 本講演では、圧力や温度といった複数の触覚をひとつのデバイスで集約して測定する最新技術を解説します。また、この技術によってロボットが自ら触感を判断し、製造現場などで活躍する「柔らかく安全な自律型ロボット」への応用について、可能性と展望を議論します。


【講演のポイント】
 ソフトロボットとマルチモーダルセンサの新融合領域における、柔らかい世界における触覚情報計測技術およびシステムについて、材料やデバイスなど多面的に解説します。

【習得できる知識】
 ・有機材料を用いたデバイス作製方法の基礎知識
 ・フレキシブルなセンサデバイスの駆動原理
 ・ソフトロボットによる触覚計測の基礎知識

【講演のキーワード】
 電子人工皮膚、デジタルスキンデバイス、ソフトロボット、マルチモーダルセンサ、機械学習

【章立て】

1. デジタルスキンデバイスの概要

2. 有機材料の機能性

3. マルチモーダルセンサの作製と機能性

4. ソフトロボットシステム応用と機械学習

5. まとめ&質疑応答



※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※前日のお申込みでも対応させていただきます(1週間前までにご登録いただけると助かります)


2名目様からは一律・22,000円で受講できますので、是非、ご検討ください!

開催概要

セミナー番号 S2610526
セミナー名 電子人工皮膚と産業応用
講師名 第1部 北海道大学 大学院情報科学研究院 情報エレクトロニクス部門 ナノ物性工学研究室 教授 竹井 邦晴 氏
第2部 東京科学大学 工学院機械系 准教授 土方 亘 氏
第3部 山形大学大学院 有機材料システム研究科 教授 / 博士(工学) 関根 智仁 氏
開催日時 2026年10月29日(木) 10:30〜15:15
会場 ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
受講料

●1名様  :60,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:22,000円(お一人につき)
 ※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません

定員 30名
備考

定員:30名

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