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書籍名
シリカ粒子の作製と活用動向
発売日
2023/12/25
価格
61,600 円(本体56,000円+消費税、送料込)
書籍解説

刊行にあたって

 シリカ(SiO2;二酸化ケイ素)は,地球の地殻に最も豊富に含まれる構成要素のひとつであり,鉱物や石,砂などに含まれるほか,動物の皮や爪,植物ではイネのもみ殻などに多く含まれている。工業的にシリカは板ガラスをはじめ,多孔質で水分吸着剤のシリカゲルなどが一般的によくられている。特にシリカ粒子はナノサイズになるとホワイトカーボンとも呼ばれており,プラスチックやタイヤなどに加えられる各種フィラーとして使われるほか,コロイダルシリカやエアロゾル粒子などの気体や液体中に分散されたナノ粒子,カラム充填剤や単分散粒子のスペーサーなど,多種多様な場所で幅広く用いられている。工業材料としてシリカ粒子を捉えた場合,これほどまで多くの分野にわたって,多くの種類のものが存在する素材は他にないと思われる。このように様々に活用されているシリカ粒子については,その応用範囲の広さから,使用される分野や学問領域,例えば粉体やセラミックスなどの書籍の一部に掲載されている例はあるものの,シリカ粒子単独で基礎から応用事例までを網羅している書籍はほとんど見当たらない。
 本書籍「シリカ粒子の作製と活用動向」は全5章で構成されている。第1章では「シリカ粒子の基礎」として粒子の基礎的な物性からシリカ粒子の生成法についてまとめられている。第2章の「シリカ粒子の作製」では,最新の機能性を有するシリカ粒子の調製法について紹介されている。第3章の「シリカ粒子の被覆/修飾」では,シリカ粒子が関与する様々な被覆や修飾処理方法について,シリカ以外の物質との組み合わせによる機能性の付与に関して具体的に示されている。第4章の「シリカ粒子の分散/凝集」については,ゼータ電位やポリマーを介したシリカ粒子の分散/凝集について,種々の測定法から評価方法まで具体例が示されている。最後の第5章では「シリカ粒子の活用」として,シリカ粒子が用いられている多くの応用事例が取り上げられている。
 第2章以降はそれぞれの研究者や専門家の研究成果であり,それぞれのトピックスに密接なつながりは存在していない。しかしながら,シリカ粒子に関するこのようなタイプの書籍は,新しくシリカ粒子に関する研究をスタートさせた技術者や既にシリカ粒子に関する研究・技術に携わっている技術者にも是非,手に取ってもらいたい。シリカ粒子の新たな調製法や複合化方法,さらに応用事例までがこの1冊を見れば,その詳細な情報が手に入るようになっている。本書籍を様々な問題解決の糸口として,それぞれの研究者,技術者の視点で見て頂けることを願っている。

本書「巻頭言」より


★工業材料として多種多様な分野で用いられるシリカ粒子!
★シリカ粒子の基礎から「作製」,「被覆/修飾」,「分散/凝集」,「活用」の章構成で研究・開発成果を収載!
★シリカ粒子の調製や複合化,測定・評価法,応用事例の貴重な情報源となる1冊!

冊数:
書籍名
極限環境微生物の先端科学と社会実装最前線
発売日
2023/12/19
価格
55,000 円(本体50,000円+消費税、送料込)
書籍解説
・地球上で最も過酷な場所で生きる微生物の姿や役割、そして
 それらを活用した革新的な技術や社会貢献を詳解!
・過酷な環境で生きる微生物の生態や進化、そしてそれらを利
 用したバイオテクノロジーの最新事情を紹介する!
・あらゆる分野で人類の未来を切り開く可能性を秘める極限環
 境微生物、その最新の知見を体系的の解説する!

冊数:
書籍名
DX デジタルトランスフォーメーション事例100選
発売日
2023/11/16
価格
33,000 円(本体30,000円+消費税、送料込)
書籍解説
事業変革、新事業を追求する方に贈る事例100選!
12分野の業界を網羅
DXの先進企業が執筆
 流通、小売: 買う楽しさを追求するデジタル技術
 製造: デジタルを活用した業務革新
 研究開発: デジタルを利用した新しいビジネスへの取り組み
 土木: BIM・CIMを活用した効率化、高度化
 エンターテインメント・スポーツ: 楽しさを演出する技術
冊数:
書籍名
事例に学ぶケミカルリサイクル技術入門
発売日
2022/11/08
価格
8,800 円(本体8,000円+消費税、送料込)
書籍解説

★ケミカルリサイクル第一人者の伊部 英紀氏による初心者のための入門書!
★一般廃棄プラスチック・医療系廃棄プラスチック・民間工場向けプラスチックのケミカルリサイクル、3つの事例をもとに、ケミカルリサイクルをわかりやすく解説!
★「接着Q&A」に続く、AndTechの入門シリーズ第2弾!! 

本書籍は電子版もございます。電子版のお求めはこちら

https://andtech.co.jp/books/1ee31a2c-37a6-6e30-be8f-064fb9a95405

冊数:
書籍名
〈電子版〉リチウムイオン電池リサイクル・リユースの最新動向・法規制と分離・回収技術・EV電池における今後の展望
発売日
2022/10/31
価格
44,000 円(本体40,000円+消費税、送料込)
書籍解説

★待望の「リチウムイオン電池リサイクル」書籍化!!
★リチウムイオン電池の分離・回収からリユースまで、リサイクルの最新動向、最新の取り組みを解説!
★EV・車載用リチウムイオン電池のリサイクルの自動車メーカーの取り組みもご紹介

★本書籍は紙媒体でもお求めいただけます。
 紙媒体のご購入はこちら

https://andtech.co.jp/books/1ed5044b-4262-6428-afde-064fb9a95405

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