有機薄膜太陽電池の高効率化に向けたポリマー系有機半導体の開発
■本講座の注目ポイント
有機半導体の基礎構造を知ることで、ポリマー系有機半導体の開発指針を学べる講座です。
①ポリマー系有機半導体の伝導メカニズムについて解説します
②有機トランジスタや有機薄膜太陽電池の原理や高性能化に向けた考え方を示します
- 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 応用化学プログラム 教授 尾坂 格 氏
●1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
定員:30名
※ お申し込み後、受講票と請求書のURLが自動で返信されます。基本的にはこちらで受付完了です。開催前日16:00までに再度最終のご連絡をいたします。請求書と受講票は郵送ではないため必ずダウンロードください。また、同時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ずご確認ください。
※ セミナー前日夕方16:00までにWEB会議のURL、事前配布資料のパスワードについて、別途メールでご案内いたします。基本的にはマイページからのダウンロードの流れとなります。なお、事前配布資料については、講師側の作成完了次第のお知らせになりますので、この点、ご理解のほどお願い申し上げます。
※ 請求書の宛名の「株式会社」や「(株)」の「会社名の表記」は、お客様の入力通りになりますので、ご希望の表記で入力をお願いします。
※ お支払いは銀行振込、クレジット決済も可能です。銀行振込でお支払いの場合、開催月の翌月末までにお支払いください。お支払いの際は、社名の前に請求書番号をご入力ください。
※ 領収書のご要望があれば、お申込み時、領収書要にチェックを入れてください。
※ 2名以上でお申し込みをされた場合は、受講票と請求書を代表者様にご連絡します。
※ 当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき16,500円で追加申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は16,500円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取りまとめいただくか、申込時期が異なる場合は紹介者様のお名前を備考欄にお書きくださいますようお願いいたします。
※ なお、ご参加手続きの際、自宅住所やフリーアドレス、個人携帯番号のみで登録された場合は、ご所属確認をさせいただくことがございます。
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫
【時間】 13:00-17:00
【講師】広島大学大学院 先進理工系科学研究科 応用化学プログラム 教授 尾坂 格 氏
【講演主旨】
有機トランジスタや有機太陽電池などの有機デバイスは、印刷プロセスにより製造可能であることから低コスト、低環境負荷であり、さらに軽い、フレキシブルといった特長をもつ次世代型デバイスです。これらは、将来のIoT社会や脱炭素社会実現に向けて重要なデバイスとして注目されています。
近年、有機デバイスの性能を司る材料であるポリマー系有機半導体材料の進展はめざましく、材料の革新によって有機デバイスの性能は格段に向上しています。例えば、有機トランジスタではアモルファスシリコンを凌ぐキャリア移動度が当たり前のように得られるようになり、有機太陽電池においてもエネルギー変換効率は18%を超えています。
本セミナーでは、有機半導体の分子設計や物性、構造などの基礎から、特にポリマー系有機半導体の最新の開発動向と有機薄膜太陽電池を中心に有機デバイスの高性能化に向けた重要課題や今後の展望について紹介します。
【講演のポイント】
次世代太陽電池として期待される有機薄膜太陽電池などの有機電子デバイスの原理や高性能化に向けた考え方、これらデバイスに用いられるポリマー系有機半導体の設計指針など、本分野の基礎から最新動向を解説します。
【習得できる知識】
①ポリマー系有機半導体の開発指針
②本分野の最新動向
③π電子系化合物や有機機能性材料の分子設計や構造制御に関する考え方
④有機トランジスタや有機薄膜太陽電池の原理や高性能化に向けた考え方
【講演キーワード】
有機半導体、電子デバイス、次世代太陽電池、有機薄膜太陽電池、カーボンニュートラル
【プログラム】
1.ポリマー系有機半導体について
1-1 有機デバイス
1-2 低分子系およびポリマー系有機半導体
1-3 ポリマー系有機半導体の伝導メカニズム
1-4 ポリマー系有機半導体のこれまでの進展
1-5 ポリマー系有機半導体を用いた有機デバイス
2.電荷輸送性向上に向けたポリマー系有機半導体の開発
2-1 主鎖間伝導
2-2 結晶性の制御
2-3 主鎖内伝導
2-4 ホール輸送性ポリマー
2-5 電子輸送性ポリマー
3.有機薄膜太陽電池の高効率化に向けたポリマー系有機半導体の開発
3-1 有機薄膜太陽電池の現状
3-2 他の太陽電池との違い
3-3 材料に求められる機能
3-4 吸収帯の長波長化
3-5 モルフォロジー制御
3-6 分子配向制御による高移動度化と高効率化
3-7 精密電子準位制御による電圧損失抑制
3-8 フラーレンから非フラーレンへの展開
3-9 シースルー型太陽電池への応用
4.まとめと今後の展望
【質疑応答】